うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

パンの基本 一次発酵

間が空いてしまいましたが

パンの基本、一次発酵についてです。

捏ねた後の最初の発酵が一次発酵です。

捏ねあがった生地は弾力がありみっちり詰まっています。

(弾力:押した時に押し返してくる力)

生地の表面を突っ張らせるように丸めると、

指で押した時に、戻ってくるようになっています。

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100gの強力粉の生地は捏ねあがって丸めた時このくらいの大きさです。

ぱんだぬきのこぶしと同じくらい。

これを膨らませてくれるのがイーストです。

イーストは暖かく湿ったところで発酵し、

強力粉の中のグルテンでできた無数のの風船を膨らませます。

こども教室では45℃くらいの高い温度で15分ほどで一次発酵を終えます。

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このくらいの大きさに膨らみます。

最初の弾力は無くなり、

粉を付けた指を差し込むと、指跡が残ります。

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一次発酵の終了はこうして確認します。

発酵が過ぎてしまうと、

こんなに膨れていい感じに見えますが

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周りまでクシュっと潰れてしまいます。

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一次発酵で過発酵になってしまうと、

勢いのない生地になり、きめが粗いパンになりがちです。

うっかり過発酵にしてしまったら、

きつめに丸め直しして、次の作業を急ぎます。

 

逆に、時間が来てもあまり膨らんでいない場合、

ちゃんと膨らむまで、もう少し暖かいところに置きましょう。

きちんと一次発酵していない生地は成形しにくくなります。

 

 

 

 

 

 

 

お茶を買いに・・・・

こどもパン教室に出すお茶を買いに出かけました。

天気が良いので徒歩です。

 歩いていると、いろいろなものに出会います。

 

 空き家の戸袋から聞こえるにぎやかな鳥の声

ヒヨドリの巣です

親鳥が近くにいるときだけにぎやかです。

これ間違いでしたごめんなさい。

 親鳥をよく見たら、黄色いくちばし、黄色い足

広げた尾羽に白い模様、ムクドリのようです。

ぱんだぬきの思い違いでした、ごめんなさい。

 

石垣にいる日本カナヘビ

カナヘビは日向ぼっこが大好き。

 

薬局の植え込みのドクダミは八重咲き。

もうすぐ、学校の坂のアジサイが咲きそう

などなど・・・

 

 

こういう時間が、ぱんだぬきは大好きです。

何か見つけたことを引出しにしまっておいて

こども教室で子どもたちに伝えられるように

きょろきょろしながら歩きます。

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お茶屋さんに行って買ってきたのは

デカフェの白桃紅茶とりんご麦茶。

それとダージリンのファーストフラッシュ、新茶も買いました。

子どもたちとのお茶の時間にはティーバックでもポットで淹れて

ソーサーはつけないけれど、磁器のカップでサービスします。

 

大事なアフタヌーンティーの時間です

子どもたちの話も聞き、

ぱんだぬきの発見も聞いてもらいます。

ぱんだぬきの用意したフレーバーティー

香り当てなどもちょっとした楽しみです。

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時にはおやつのお菓子を気に入って

作り方を聞いてくれる子には

レシピを書いてあげたりもします。

 

こどもパン教室のお茶の時間は

ぱんだぬきの自慢です。

 

どんなパンを作りたい?

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リアル教室の高学年の子たちは

年度末にはオリジナルパンのレシピを書くので

それまでの間、ちょっとパンに関する勉強をします。

今年度のテーマは「おいしいパンを作ろう」で

第一回は「何時だれと食べたパンがおいしかったか」を

自分の経験を思い出して書きだし、

おいしいと感じるにはどうすればいいか考えました。

 

各自今年のパン作りの目標を書いてもらいました。

その中に「みんなにおいしいと思ってもらえるパン」

と書いた子がいました。

 

小学校高学年でちょっと思春期の入り口の

わざと悪ぶったり、おちゃらけたりしがちな子でも

「みんなに食べてもらうパン」

と言う視点が育っていて嬉しく思いました。

 

今月のパン 低学年

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今月の低学年向けのパンはコーヒーロールでした。

教室で配るのは子ども向けひらがな版レシピですが

こちらは大人向け簡易版でご紹介します。

 

 

コーヒーロール

  (こどもパン教室@ぱんだぬき版)

<材料>

 強力粉                      100g

 イースト                      小さじ1

 砂糖                       大さじ1

 塩                      小さじ1/4

 バター                           10g

 インスタントコーヒー  小さじ2

 牛乳              50~55g

 卵(よく溶いて)      大さじ1

 チョコチップ          大さじ2~3

 

<作り方>

  1. こどもパン教室@ぱんだぬきのぶーのすけパンを参照して生地を作る。
  2. 一次発酵終了した生地を軽く丸め直す。
  3. とじ目を上に20cm角に麺棒で伸ばす。
  4. チョコチップを散らして、手で軽く抑える。
  5. ロールケーキのように巻き、巻終わりをしっかりつける。
  6. 4つに切って、切り口を上に天板に並べる。
  7. 二次発酵15分ほど。
  8. 卵(分量外)を塗って、スライスアーモンドとあられ等を散らす。
  9. 180度のオーブンで12~18分焼く。

 

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懐かしい顔

買い物に行く途中

向こうからはにかんだ笑顔の中学生がやってきました。

懐かしい顔です。

彼の方から先に「こんにちは」と言ってくれました。

「こんにちは!何年生になった?」

「中三です」

「受験生か、頑張ってね」

「ハイ」

 

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彼が三年生の時に作ったパンです。

こんなにかわいい手だったんだよ。

 

1年生から6年間、

最初はお兄ちゃんについて来て

後半はお友達と一緒に

パン教室に通ってきてくれていた彼は

すっかり背が高くなって、

好青年になっていましたが

三年前の笑顔はそのままでした。

小さいころの知り合いに会うって

めんどくさい年頃なのに

なんと嬉しい事でしょう。

 

こども教室やってよかったな、

憶えていてくれて、ありがたいな。

いつもそう思います。

 

 

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