うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

パン教室レポート 

3月最初のパン教室レポートです。

 

先週は低学年クラス3回、高学年クラス1回の

こどもパン教室がありました。

 

低学年のパンはヨーグルトブレッド。

ヨーグルトのたくさん入ったライ麦パンです。

表面に格子状のクープを入れます。

 

これは一年生。

ひとりで剃刀を使うのはまだ少し怖いので、

一人ずつ手を添えます。

みんな生地をつぶすことなく、

格子状に入れられてほっとしました。

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こちらは二年生。

この日から入会のお友達が二人います。

みんな上手に焼けています。

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そしてこれは三年生。

三年生はみんなひとりでクープを入れました。

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この格子状のクープ、ちょっと罪作りです。

まだ、教室に来て日の浅い子は

格子を見て、「メロンパン!」と思ってしまいがち。

出来上がるのはハード系のパンなので、

中にはがっかりしてしまう子もいます。

 

ハード系やロールパンなどの食用パンは

「味ないの?」

「具を入れないの?」

と聞かれることがあります。

 

「生地の味があるでしょう?

「白いご飯と同じようなパンだよ」

「炊き込みごはんばかりじゃ飽きちゃうでしょう?」

などと答えています。

 

さて高学年は4~5年生。

二人で一斤のゴマ食パンを焼きました。

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トーストして食べると香ばしさがよみがえり美味しいんですよ。

チーズとベーコンを乗せてトーストがまた美味しい、

と教えてあげたら、あるお母さまから、

「翌朝はチーズベーコントーストしました、

とってもおいしかったです」

という嬉しいご報告を頂きました。

 

子どもたちも自分の作ったパンを

よりおいしく食べたい、

もっとも美味しく家族に食べてもらいたい、

と一生懸命なんだな、とわかります。

 

今月のおやつは

オレンジキャロットケーキ。

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お茶はアーマッドのフルーツティーです。f:id:pandanukichen:20190310231111j:plain

「くつろぎのカフェインレス」とありますが

高学年は、来月のオリジナルパンに向けて

各自オリジナルレシピを書きあげなくてはいけません。

ゆったり、くつろぐ暇はないのでした。

 

レシピを書くのは大変だけれども、

誰が見ても作れるレシピを書けるのは

自分の考えたものを自分が作れるだけではなくて

他の人にも伝えて作ってもらえる、

離れた人にも伝えられるという事なのです。

小学生にはいささか難しい課題ですが

この経験はきっと将来役に立つと信じています。

 

 

3月のパン教室、はじまりました。

春らしい暖かい日が増えてきました。

今週は三月のパン教室が始まりました。

 

きょうは、今月のパンのご紹介です。

 

<こどもパン教室低学年はヨーグルトブレッド>

 

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水分のうち半分をヨーグルトに変えた本格的ライ麦パンです。

細挽きのライ麦粉を10パーセント以上入れています。

焼き色と発酵を助けるためにはちみつも。

しっかり焼き色を付けてクラストは固めに焼き上げます。

ライ麦は保水性が良いので、しっとりした内層です。

 

 

きめの細かなドイツ風の田舎パンに仕上がっていると思います。

格子状にカミソリでクープを入れるのは

子どもも先生も緊張しますが、

ヨーロッパ風のリーンなパンには欠かせない作業です。

 

ライ麦のパンはクリームチーズが良く合います。

クリームチーズとサーモンやハム、サラダなどで

豪華なサンドイッチにするのがお勧めのパンです。

 

<こどもパン教室高学年はセサミ食パン>

例年、高学年は三月に食パンを焼いています。

今年はゴマの食パンです。

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パン生地に大量の黒ゴマを練り込み、

型入れの前にたっぷりの白ごまをまぶして

パリッと香ばしく焼き上げます。

スライスしてトーストがお勧め。

ぱんだぬきはベーコンとチーズを乗せて

粗挽きの黒こしょうを振って焼くのが好きです。

 

子ども教室は一人100gの粉が基本ですが、

高学年にはもう少し多い生地を触ってほしくて、

食パンの時は一人150gでこねて作ります。

捏ね時間もちょっと余計かかりますし、

食パンは発酵時間も焼き時間もかかるので

90分の教室に収めるためには

手際よく作業を進める必要があります。

 

高学年の子どもたちには

最初にそのことを伝えると、

てきぱきと作業を進めるようにしてくれます。

 

<高学年はオリジナルレシピも同時進行>

 

食パンの長い発酵や焼き時間の間、

4月のオリジナルパンのレシピを書きあげてもらいます。

1月から取り組んでいる学年末の課題です。

 

リッチとリーンどちらの生地?

生地に何か練り込む?

パンはいくつ作る?

副材料に何を使いたい?

生地に包み込む?巻き込む?トッピングする?

どんな形に成形したい?

型に入れる?焼く直前にも作業する?

 

こんなふうに声掛けしながら、

いろんな成形の仕方を話したり、具材の取り合わせを一緒に考えます。

イメージを絵にしてもらったりもします。

 

一枚のレシピ用紙にパンの名前やイラスト、

材料、捏ね方や成形のポイントなどを書き込んで

一人ひとりのパンレシピの完成です。

 

レシピによっては副材料を使うので

各自用意してもらわねばなりません。

保護者の皆様にはお手数をおかけすることになりますが

是非ご協力頂きたいと思います。

 

4月のパンは世界に一つだけの自分のパンです。

でも、その世界に一つだけのオリジナルパンの

レシピをきちんと書き起こすことで、

そのレシピを見た誰かが同じパンを作れる。

そこがとっても大切なことです。

 

再現性の良いレシピを書けるようになるって、

すごいことなんですよ。

自分の中にあるものを表現して

相手に正確に伝えること。

これはパンに限らず、一生ついて回る課題ですから。

 

<大人のパン教室は胚芽パンとキャロットケーキ>

 

大人のパン教室は胚芽食パン。

香ばしくふわふわな食パンです。

トーストやサンドイッチに。

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オレンジピール入りのキャロットケーキです。

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人参とオレンジの明るいオレンジ色が印象的です。

今月は子ども教室のおやつもこのケーキですが

その黄色い色から「カステラ?」と聞かれます。

 

二月のパン教室が終わりました。

今月のパン教室がすべて終了しました。

 

今日のクラスは、新規開講の高学年クラス。

小さい時からの仲良しさんだそうです。

昨年からきている生徒さんと、

先月体験した生徒さん

それに先月体験できなかったお姉ちゃん。

 

慣れない三人にはパン生地の他に

カレーフィリングの調整もして、

二種類の成形をして、と

なかなかハードなパンつくりだったことでしょう。

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そのうえ、3人は新入会なので、

クリアファイルの表紙にする写真を撮ったり

テキストを入れたり、月謝袋を選んだり、

その合間におやつの時間も楽しみたい、

教室のおもちゃも遊びたい、と

充実した90分を過ごして行きました。

 

出来上がったカレーパンに

みんながピースサインを差し出して、

楽しい写真も撮れました。

4月になればこのクラスにもう一人

仲良しさんが入ってくることになっています。

パワフルなたのしいクラスで、

ぱんだぬき先生もこれからが楽しみです。

今週のこどもパン教室レポート

 

 卒業生Kちゃんのお母さんにお会いしました。

6年間通ってくれたKちゃん今年は成人式を迎えたそうです。

Kちゃんは中学生の頃は地元のミュージカルに出ていて

時々広報誌で見かけていました。

いまはもう素敵なお姉さんです。

 

 

「まだこどもパン教室をやってるんですよ」

とお話すると、懐かしそうに

「そうなんですか、いいですねえ、ほんと、楽しかった~」

「今も時々、楽しかったねえ、と話すんですよ」

と懐かしんでくださいました。

 

当時はぱんだぬきもまだまだ初心者先生で

ちゃんと時間内に終わらないことなどもあったのです。

それでも楽しい、と通わせてくれたKちゃんのお母さんのような

保護者さんのご理解があって、

ぱんだぬき自身も成長させていただきましたし、

こうして時々懐かしんで声をかけてくださるので、

教室を続けていく自信にもつながっています。

本当にありがたいです。

 

 

さて、今週は三回のこどもパン教室がありました。

 

二回は高学年クラスの焼きカレーパン。

もう一回は先週から変更の低学年クラスのクリームロール。

 

 

高学年の焼きカレーパン

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カレーパンの中身は、

レトルトカレーに小麦粉やパン粉を加えて

硬めのフィリングにして使います。

二人に1パックのレトルトカレーを用意しました。

 

一人のお子さんが言いました。

「これ、ルーじゃないね?ご飯にかけられそうだね、」

レトルトカレーって言うんだよ、

 袋ごとお湯に入れて温め手ご飯にかければカレーライス。」

「へえ、べんりだね。具も入ってるのね。どこに売っているの?」

 

そうなんです、レトルトカレー

知らないお子さんもいるんです。

一緒のクラスの他の2人にも聞いたら、

食べたことはないそうです。

 

確かに子どものいる家庭では

一食分づつ決まった量のレトルトカレー

あまり出番がないですね。

少ししか食べない子もたくさんおかわりする子もいるから。

 

そう言えば我が家でも、

子どもが小学生の頃はレトルトカレー

出てこなかったかもしれないなあ、と。

 

楽しい会話でした。

 

<低学年はクリームロール>

 

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 一年生4人のクラス。

一人は男の子です。

その彼が

「今気づいたけど、僕だけ男だね」

先生も女の子たちもとっくに気づいていました。

急に不安になったのでしょうか。

でも、一緒にパンを作るのに、男も女もありません。

休み時間も4人仲良く、お化けキャッチしています。

作業中も会話が弾みます。

「一人で男の子でも全然大丈夫だよ。

でも男の子のお友達も誘ってきてくれていいからね」

と話しますと、女の子たちが

「うちのクラスにおもしろい子がいるよ」

「〇〇くんがいいんじゃない?」

等とまた話が弾みます。

子どもたちの会話は聞いていても楽しいです。

 

おやつのブラウニーには、

成形で残ったカスタードクリームや

チョコチップやドライフルーツをつけながら食べました。

レンジマンゴーの紅茶もいつになくよく売れました。

 

 

今週のパン教室

月曜日が祭日だった今週

こどもパン教室は2回、大人教室は1回でした。

子ども教室は本当は3回のはずでしたが

ぱんだぬきのうっかりで、1クラス来週に

日延べしていただくことになりました。

 

子どもクラスは高学年と低学年其々1クラス。

3年生のクリームロールの写真です

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カスタードクリームを巻き込むことで

リッチなパンがよりふわふわになります。

それが焼き立てだと更にふわふわです。

一つのパンが三つにちぎれるので、

試食用は一人二切れ。

二つのうち一つだけ食べてお迎えを待っていたAちゃんは

お迎えのお母さんに、「今すぐ食べて」と渡していました、

温かいうちにお母さんにどうしても食べてほしかったようです。

 

 

高学年は焼きカレーパン。

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こちらの女子5人組はもうパン作りは慣れたものです。

年度末の課題の、オリジナルレシピについても

誰がどんな生地が好きか、どんなフィリングが好きか、

お互いによく知っています。

フィリングの組み合わせや成形方法などを

情報交換しながらレシピ作りの予備作業が進みます。

頼もしいです。

 

大人のクラスはパンレザンとブラウニー。

ブラウニーはすでにブログにレシピを乗せてあるものですが

記事には書ききれないコツなどお話しながら

楽しい時間を持てました。

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