久しぶりの更新となってしまいました。
子どもパン教室も、
大人向けのパン教室も
8月は夏期講習を除いて
お休みをいただいています。
毎年夏休みにはパンの勉強をしに
東京国立のエコール辻で行われる、
専門学校の通信教育部の修了生向け研修に参加します。
それは、大きなパン屋さんで作るようなパンの講習で、
専門の大型の設備を使った、本格的な製パンを
基礎からしっかり実習できる、研修会です。
大量のパン生地を機械でこねてたくさんのパンを
同じ品質で作り、消費者に提供するための製パンです。
家族の顔を思い浮かべながら、
手捏ねで自分だけのパンつくりをする
子どもパン教室とは正反対の製パンです。
そんな、自宅教室とは真逆の製パンですが、
製パンの基本が詰まった講座です。
辻製菓専門学校で成果製パンのプロの卵を
常日頃指導している先生方の直接技術指導です。
どの先生も製菓製パン何でも聞いてください、
というスタンスで教えてくれます。
ですから、プロの製パンと家庭製パンをつなぐ役目をしている、
私のような自宅教室の先生のさまざまな疑問に
科学的見地から製パン理論を踏まえて答えくださいます。
今回は業務用の製パンばかりではなく、
レストランなどの飲食店での自家製パンに応用できるような
特別な製パン機器を使わないパンも含まれていました。
エコール辻では販売の授業もあり、
その担当の近藤先生はベーカリーではない、
カフェやレストランのパンについての本も書かれています。
先生やスタッフの素晴らしさはもちろんですが
通信教育で学ばれている生徒さんも素晴らしいです。
パン屋さんで働く人、レストランオーナー
自宅パン教室の先生や
大手パン教室で講師をしている人、
パンを製造販売している人まで。
本当のパン好きがたくさんです。
パン屋さんを開業してなかなか来られなくなった人も
どうしているかな、と聞くと誰かが消息を知っています。
通信を修了して何年も通う人が何人もいて
パンを志すだいじな仲間です。
毎年、生徒さんたちからも
大きな刺激を受けて帰ってきます。
学んできたことを教室に生かして
家庭製パンとプロの製パンを取り持つのが
私の役目だな、頑張らないと、と
感じて帰ってきました。