うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

教室レポート 9月の東京こどもパン教室

こどもパン教室うつせみキッチンのブログへようこそ

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10月になり、緊急事態宣言が明けました。

9月の厚木教室はお休みさせていただきましたが

月末開催の東京教室は開催させていただきました。

 

冒頭の写真は2学期三回コース水曜日クラスのみんなです。

実はみんな同じ学校の同級生の仲良しさんたち。

今期初めて一緒のクラスとなって楽しみに来てくれました。

作ったのがとろーリソースのグラタンパン。

ちゃっちゃかフォカッチャ生地をグラタン皿代わりにします。

 

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久しぶりにちゃっちゃかフォカッチャの生地つくりをします。

一次発酵までは基本のちゃっちゃかフォカッチャと一緒です。

秋になったので、7月の教室より水分量を少し増やしました。

「ベトベトしてきちゃった」

「お義母さんが今日やってみたんだけど、ベトベトしてできなかった」

「夏休みに何回も作って食べて美味しかった」

 

そうなんです、ちゃっちゃかフォカッチャは

かなり水分量の多い、モチモチした生地。

一般的な手こねの感覚で捏ねるとベトベトして収集つかなくなります。

 

でも、そこはちゃっちゃかフォカッチャの特別製法。

ちょっとしたコツなのですが、特別なこね方で

手に付けずにあっという間にこねあがります。

夏休みの間にこれを忘れちゃってる子もいたので

ちょっとてこずりながらの生地つくり。

それでも、5分ほどの捏ね時間で一次発酵へ。

 

成形は今までになく大きく延ばし、

焼き皿に沿って縁を立てて成型します。

具材はたくさんご用意して好きなものを好きなだけ

詰め込んでもらいました。

 

用意したのは・・・

海老と玉ねぎのバター炒め

ベーコンと玉ねぎのバター炒め

ソーセージ

ブロッコリー

じゃがいも

コーン

ローストチキン

かぼちゃ

里芋

サラダ豆

マッシュルーム

 

ホワイトソースは市販の少量パックを。

チーズはピザ用チーズと粉チーズを用意しました。

 

最初に

「グラタンと言えば思い出すものは何?」

と質問をしたら

一番の答えが「マカロニ」

 

そうね、確かに、マカロニグラタンが思い浮かぶのが当たり前。

「マカロニはパンと同じ小麦粉で出来ているので

今日は用意しませんでした」と解説しました。

 

次が「ブロッコリー」でした。

私にはこれも意外。

ブロッコリーは栄養価も高く、

食べさせたい野菜の筆頭の部類だけど、

人気ないだろうなあ、と思っていたのです。

もっとたくさん茹でて持っていけばよかった。

「ごめんね、こんなに人気だとは思わなかった」

 

思ったほど人気がなかったのがえびとマッシュルーム。

かぼちゃと里芋、サラダ豆も人気無し。

ソーセージ、コーン、べーこん、じゃがいもは人気高かったです。

 

少ない材料はお友達同士で融通しあって

「おかあさんはこれが好きだから」

「うちはあんまりグラタンって作らないなあ」

「お父さんが牛乳に弱いの」

「キノコは苦手だなあ」

など、楽しそうにおしゃべりもしながら

思い思いにたっぷり具材を詰めます。

 

好きなものをぎゅうぎゅうに詰め込んだグラタンの具材。

美味しくないはずはありません。

 

ソースとたっぷりのチーズをのせて、

好きなだけ粉チーズをふって・・・

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熱々とろーり、グラタンパンの出来上がり。

 

発酵の合間にはちょっとですが絵本も読みました。

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今月は秋の絵本。

中秋の名月にちなんで「つきのぼうや」

刈り入れ時期のノルウェーの民話「しごとをとりかえたおやじさん」

そして一年の成果を売りに行く開拓期のアメリカのお話「にぐるまひいて」

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ちゃっちゃかフォカッチャが驚きの時短パンとはいえ

パン作りには欠かせない発酵の時間。

実はこの発酵にかかる「間」の時間が

こどもパン教室にとってかけがえのないものです。

絵本を読んだり、材料を選んだり、

1人ひとりと言葉を交わしたり、

友達同士で相談したり。

そういうコミュニケーションを通して子どもはぐんと育つのですね。

 

 

放課後のお稽古教室を実現したこともパン教室。

今はコロナ禍でさらに時短の75分教室ですが、

もっと時間があればもっと楽しませてあげられるのに・・・

とちょっとしたジレンマも抱えています。

もう15分あったら・・・っていつも思います。

 

 

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みんなおいしそうに焼けたし、楽しかったし、

また来月待ってるからね!

 

 

うつせみキッチンこどもパン教室

    生徒募集中

こどもパン東京教室、水曜日クラスはいっぱいですが

10月、11月の火曜日クラスは募集中です。

 10月26日

 11月30日

いずれも16:30~、東京文京区の我楽田工房にて。

10月は具を混ぜ込むちゃっちゃかフォカッチャを予定しています。

2回セット受講で10,000円、復習材料2回分セット付。

一回のみの受講は5,000円です。

  

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2回セット受講で10,000円、復習材料2回分セット付。

一回のみの受講は5,000円です。

 

今のところ、男の子(低学年)の申し込みが入っています。

実は男の子が楽しいこどもパン教室でもあります。

お問い合わせはお気軽にこちらまで

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大人のためのこどもパン教室 ちゃっちゃかフォカッチャを作ります。

こどもパン教室うつせみキッチンのブログへようこそ

 

緊急事態宣言が何度も発令、延長されて

どうなることか、とヒヤヒヤしていましたが

少しずつ感染状況も改善に向かってほっとしています。

 

東京の我楽田工房さんでのこどもパン教室も

今月から第二シーズンを迎えることとなりました。

 

コロナ禍に生まれたちゃっちゃかフォカッチャも

誕生から一年がたちました。

 

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ちゃっちゃかフォカッチャによって、

最低でも90分かかっていたパン教室を75分に短縮できたこと、

応用自在を謳ってきて、実際たくさんの応用レシピも生まれたこと、

場所も時間も設備も限られていても作れるパンであること、

手を汚さない捏ね方なので子どもから年配の方まで気軽に作っていただけること、

粉から始めて50分ほどで焼き上げる基本のパンだけ覚えれば

自分で無限にパンがつくれること・・・・

 

そんな基本の「ちゃっちゃかフォカッチャ」を作りながら

こどもパン教室のあれこれをなんでもお聞きいただく、

大人のためのこどもパン教室を開きます。

 

場所は文京区の我楽田工房さん。

9月28日15:00~

5名様まで 参加費5000円

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二時間ほど時間を取って、

子ども教室では行わない計量や道具の準備から見ていただきます。

ちゃっちゃかフォカッチャに限らず、こどもパンのパン作りに関すること、

こどもパン教室を20年間やってきた中でのエピソードあれこれ、

読み聞かせやゲーム、おしゃべりの仕方まで発酵時間の使い方いろいろ、

レシピづくりの苦労話や並行して長く続いている大人教室のことも、

何でもお話するつもりでいます。

 

カンタンならパンを作ってみようかな、と思っている人、

お子さんを通わせるのにこどもパン教室はどうかな?と迷っている親御さん、

パン教室をやっているけど、違う切り口を探しているパンの先生、

おうち時間にお子さんとパン作りを楽しみたいお母さん、お父さん。

パンレシピの作り方やあなた好みのアレンジ法も盛りだくさんです。

 

楽しい時間をお約束します。

 

お申し込み、お問い合わせはこちら

forms.gle

 

 

お申し込み、お待ちしています。

 

 

 

 

【東京教室の生徒さんへ】パン教室のご連絡

東京教室の生徒さんへ
              (2021年9月7日掲載)
 
緊急事態宣言は続いておりますが、
東京での感染者数は減少の傾向を示していること、
文京区の小学校の授業が普通に行われていること
水曜日クラスは同じ小学校同学年のお友達、という
事情を考慮して、予定どおり開催したいと思います。
 
火曜日クラスは申し込みが予定数に達しなかったため
9月は休講とします。
 
水曜日の生徒さんで参加に不安がある場合は
5日前までにご連絡いただければと思います。
ご理解とご協力をお願いします。
皆様、お気をつけてお過ごしください。
 
 
また、休講となった9/28日火曜日には
急遽、イベントを行います。
大人や先生のためのこどもパン教室です。
コロナ禍に生まれたちゃっちゃかフォカッチャを作りながら
20年続いてきたこどもパン教室の舞台裏を
包み隠さずお話しできたらと思っています。
 
 
 
 
 
2021年9月7日 
うつせみキッチン こぬまパン教室  小沼裕子
 

  お問い合わせは 

        連絡先 | Pandanuki

 

 

 

【厚木教室の生徒さんへ】パン教室休講のご連絡

厚木教室の生徒さんへ
              (2021年8月23日掲載)
 
残暑お見舞い申し上げます。
 
このところのデルタ株の学童・生徒への感染拡大と
緊急事態宣言の延長を受けまして
残念ですが、9月のパン教室をお休みすることにいたしました。
 
楽しみにしてくださっていたところ申し訳ありません。
10月以降の再開については今後の感染状況や
秋以降の小中学校の対応などを考慮しまして、
判断したいと思います。
ご迷惑をおかけしますが、
ご理解とご協力をお願いします。
皆様、お気をつけてお過ごしください。
 
 
2021年8月20日 
うつせみキッチン こぬまパン教室  小沼裕子
 

  お問い合わせは 

        連絡先 | Pandanuki

 

 
 
 

 

 

今日は試作の日

こんにちは、うつせみキッチンのブログへようこそ

 

ラジオ出演の興奮から覚めて、今日は試作の日でした。

夏休みをいただいている間に試してみたいことがいろいろ。

 

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どれもこれもちゃっちゃかフォカッチャの応用パンです。

ちゃっちゃかフォカッチャは製法特許出願中の早焼きパン生地。

粉から始めて40~50分で焼けちゃうパンです。

 

左から

キッシュ風

そら豆と玉ねぎのフォカッチャ

じゃがいものフォカッチャ

タルトフランベ

 

 

ちゃっちゃかフォカッチャの基本の生地は40~50分で焼けちゃうパンですが、

応用パンになるとなかなかそうはいきません。

特に、キッシュのように具材に火を通さなければいけないものは要注意。

 

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美味しく焼けたのですが、焼き時間が25分ほどかかります。

う~~ん、生卵を使ったフィリングは却下かなあ。

具材を熱々にして卵と混ぜれば行けるんだけど、

こどもパン教室で、熱々の具材はやけどの危険アリ。

それに、それぞれが好きな具材を選ぶのも難しくなっちゃう。

 

 

練り込みのパンも、生の具材を練りこむのはNGです。

ジャガイモもそら豆も玉ねぎも下処理したものを用意します。

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フランスの伝統的なおつまみ、タルトフランベは

薄焼きパンなので焼き時間に問題は無し。

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しかし!いつもの丸い型を使うと当然厚焼きになってしまうので

四角く薄く延ばす成形です。

もっともっと薄く延ばして、パリッと焼き上げたほうが美味しいかもしれないな。

でも。。。一年生でも敗れないで伸ばせる大きさ、

オーブンのサイズにも合わせないとけません。

 

 

とまあ、今日の試作はこんな感じでした。

試作して、写真を撮って、

改善部分を考えて、次へのヒントを見つける。

この繰り返しです。

 

 

でも・・・・

子どもパン教室のパンのレシピは

必ずしも「これが一番おいしいからこうして作ってね」

というレシピではありません。

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先生が絶対の自信をもって調整した最終レシピを

生徒さんに伝授している、大人のパン教室とは違うんです。

私は

「その先の自由度が高ければ高いほどいい」

と考えてレシピを作っています。

 

ちゃっちゃかフォカッチャは応用自在な点で、

これまでのパンと全く違う面白さを持っています。

 

先日のラジオに出演してくれたかほちゃんも

「練りこむのとか、トッピングを

自分の好きなものを自由に選べるのが楽しい」

と言ってくれていましたし。

 

番組はこちらからお聞きいただけます。

サステナ*デイズ|サステナ*デイズ2021年8月12日 第69回はこちらから聞けます!|AuDee(オーディー)

 

毎年度終わりに作っていたオリジナルパンは

何か月も前から考えて好きなように作れるので

どこお子さんもお母さんたちもとっても楽しみにしていました。

 

昨年度はまだちゃっちゃかフォカッチャが生まれて間もなかったことや

コロナ禍でのパン教室がまだまだ手探り状態であったことから

オリジナルパンが作れませんでしたが

今年度は何としても頑張ろう、と思います。

 

私の試作の話から、

生徒さんのオリジナルパンに話が飛んでしまいました。

私の試作も生徒さんのオリジナルパンも大差ないということかも。