10月も半ばになりました。
10月前半のパン教室レポートです。
今日は高学年の部のクロワッサン特集です。
低学年クラスのパン・オ・レや大人の教室、
後半の部の高学年は次回レポートをお待ちください。
クロワッサン登場!
子どもパン教室高学年はクロワッサン。
16年子どもパン教室をやってきて、
クロワッサンは初めてです。
こんなクロワッサンをお子さんが作ってきたら!
ワクワクしませんか?
それがとうとう実現しました。
クロワッサンはパンといっても、
普通のパンのように、
捏ねる→発酵→成型→発酵→焼く
という手順だけでは出来上がりません。
バターを折りこむ作業があります。
子どもの温かい手で温かく捏ね上げた生地に
バターが溶け出ないように包んで伸ばして
折りたたんで、また伸ばして・・・という作業が加わります。
一般のパン教室でもクロワッサンは上級に属すパンで、
粉をこねるところから始めて3時間以上かかるのです。
私の大人向け教室には速成レシピを作ってあり、
2.5時間までは短縮できたのですが
これを90分の教室に落とし込むのは至難の業…と
これまで敬遠してきました。
でも、子どもたちに
「どんなパンが作りたい?」
と聞くと、一人くらいは必ず、
「クロワッサン!」と答える子がいる、
という現実があって
なんとか、クロワッサンを
メニューに載せたいと思っていました。
そこで、
これまでの方向とは違うアプローチで
この春からレシピ作りを続けてきました。
そして今月の高学年クラスで
とうとうクロワッサンを作りはじめました。
クロワッサンの生地の裁ち落とし部分は
クイニーアマンに仕立てています。
それでは・・
子どもたちの力作、ご覧ください。
10月の初めはまだ気温が高く、
エアコンの温度設定を思いっきり下げました。
子どもたちは
それでも溶けてくるバターと戦いました。
中には2年生や体験できたお子さんも混じっていて、
クロワッサンはハードルの高いパンでありました。
捏ねて、生地を大きく決まったサイズに伸ばし、
バターを折りこんで、冷やして、
伸ばして、折って、冷やして・・・と
次々こなさなければならない作業に立ちっぱなしで
二次発酵でやっとおやつの時間が来ると
「つかれた~~」と椅子に座りこんでいました。
それでも、どの子もクロワッサンを作り上げ、
満足して帰って行ってくれました。
そして、なにより、
ちゃんと教えることができて
先生が一番ほっとしたかもしれません。
嬉しいことです。
みんな頑張ってくれて
どうもありがとう!