こどもパン教室うつせみキッチンのブログへ
お越しいただきありがとうございます。
定期開催がスタートした子どもパン教室東京教室、
水曜日コース、一回目のレポートです。
我楽田工房さんとの出会いから数年、
こどもパン教室のお話をしてから半年足らず。
一度でもできればと開催した体験教室も
二回開催できて、定期コースも2クラス持てました。
前回、火曜日コースのレポートでしたが
翌日は3~4年生6人のクラス。
体験会に来ていた子も半分いて初めからテンション高めです。
そのハイテンションのにぎやかさもエプロンを付け手を洗うまで。
「始めます」の挨拶からパンつくりが始まるとみんな真剣なまなざし。
イーストが生きていることを体感するために
ぬるま湯に少々の砂糖(イーストの餌になる)を溶かし、
ドライイーストをふり入れて、徐々にぶくぶくしてくるところも見ました。
餌となる砂糖が多過ぎるとイーストの働きは鈍くなる。
水を含んでせっかく目覚めたイーストが
砂糖の浸透圧で働かなくなるから、と説明しています。
浸透圧なんて3~4年生の子たちには少々難しい単語ですがナメクジに塩を振った時と同じ現象だよ、と話します。
食い入るように手元を見つめる真剣なまなざし。
かわいて仮死状態のドライイーストが水を含んで生き返り、
みんなの捏ねたパン生地の風船ガムを膨らます。
イーストが頑張る間は待てないとパンはできない。
それが待てない人にはパンは焼けないんだ、とも。
そしてコースの一回目は副材料を選ぶので、
説明することも増えています。
材料の取り合わせを好きにしていいよ、
ハーフ&ハーフもできるよと伝えました。
あまい具材は焦げやすいから少し低めの温度で焼きます。
温度が低い時はその分時間は長くするよとも。
今回はベーコンに人気が集中しました。
これは周囲の子たちの影響が出ているんですよね。
ちょっとお隣さんのおいしそうなのが見えたら
誰だって真似したくなりますものね。
周囲の人たちとの相互作用から新しいものが生まれるんです。
まねているようでいて個性豊かなトッピング選び。
チーズとベーコンにナッツが合わせてあったり、
「割けるチーズ」「シュレッドチーズ」「プロセスチーズ」「クリームチーズ」から
いくつも置いてある中でそれぞれがチーズを選んでいるし、
枝豆や桜エビといった和風素材を手に取る子もいて、
バラエティー豊かでした。
もちろん、焼き上がりはこの笑顔。
たった75分での教室は発酵時間も焼成時間も短く
発酵や焼成の待ち時間も15分くらい。
小学校の行間休み位の時間です。
何もできないほどの短さでもなく、
もてあますほどの長さでもない15分ずつ。
そこに絵本の読み聞かせや副材料の選定を入れました。
まだ明るい、5時過ぎにはレッスン終了。
限定配布の「復習二回分セット」をお土産に
楽しそうに帰っていきました。
ちょうどGWにあたったので
おうちへ帰って焼いてくれたお子さんも何人もいます。
メールや写真を送ってくださったお母様もいて
すごくうれしくなりました。
ささみ。そら豆、チーズだそうです。
こちらは甘煮のお芋、リンゴのコンポートと生のブドウですって。
沢山の意外なものも含まれるトッピング材料から選んで作ったせいで
「これを乗せなきゃいけない」という固定観念から自由になっています。
自分で選んで作ったパン。
どれほど美味しかったことでしょう。
厚木教室でずっと支持を得ているお子さんの写真付きレシピ。
東京教室ではその場での印刷ができないため
レシピにお子さんの写真をコピー貼り付けして
PDFファイルに置き換えてお届けしました。
嬉しいメールもたくさん届きました。
「トッピングもすべて一人で決めました。美味しかったです。捏ね方も手慣れていて、なんだか私、笑っちゃいました」
「子供達楽しそうにパン作りの話をしてくれました♪