うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

教室レポート 9月後半 

こどもパン教室 うつせみキッチンのブログへようこそ。

9月のパン教室が終わりました。

前半のレポートはこちら

 

pandanukitchen.hatenadiary.jp

 

具材を生地に混ぜ込む練習としてのレーズンパン。

一次発酵の途中でレーズンを混ぜ込む方法にしました。

ちゃっちゃかパンは特殊製法で、

こね上がった時はまだ生地がべたつき、

混ぜこみが難しいのです。

 

 

それに加えて、二種類の成形をするので、

分割してからも気が抜けません。

低学年さんにはちょっと難しかったと思います。

 

でも、難しいからこそ楽しく、楽しいからこそ身に付くものです。

 

 

我楽田工房さんでのパン教室。

夏休み前からもう三か月ぶり

皆すっかり大きくなりました。

 

ここでだけしか会わないお友達も仲良くなったし、

春にはお母さんと離れがたかった一年生も、

今は誰より熱心で、がんばってこねてきれいに成形します。

 

嬉しいのは近くに行かないと声の聞こえなかったお子さんが

質問してくれたり、「できた!」と小さく叫んでくれたり。

 

慣れて来ると起こりがちなハプニングもあり。

そこは子どもパン20年。

臨機応変な対応だけは誰にも負けません。

読み聞かせの時間はちょっと減ってしまいましたが、

ハプニングがあってそれを乗り越えるのも学びの一つ。

先生のリカバリー作戦を見るのも楽しんでもらえたと思います。

無事皆作り終えました。



厚木教室の9月最後は女の子2人でした。



こちらは二人ともチョコチップ選択。

「レーズンが苦手な人にはチョコチップがあります」

「自分が食べたいものを作れるのが自分で作る良さだから選んでいいよ」

と説明すると

「お父さんもお母さんもレーズンが苦手なの」

と困ったように言うお子さん。

そうだね、自分は好きだけど、家族が苦手なものは避けたいね。

 

お父さんやお母さんにも食べてもらいたいから、

チョコチップを選択していきました。

子どもたちって本当に家族思いです。

 

9月のパン教室も無事終わり、

来週からは10月のパン教室。

 

10月のパンは・・・

ハイジの白パンとノット成形を予定していました。

今月のレーズンパンでノット成形を作ってしまったので、

棒成形を伸ばしたら 

ダブルノットか一本三つ編みか、ローズか・・・・

選んで作ってもらえたらよいなと思っています。

 

東池袋の東京教室も10月後半から始める予定です。

日程が決まりましたらこちらとinstagramで告知します。

 

 

 

 

 

 

 

 

教室レポート 9月はレーズンパンです

こどもパン教室 うつせみキッチンのブログへようこそ。

9月のパン教室が始まっています。

 

9月はレーズンパン。 

シュガーバターバンズとノット成形の二種類です。

レーズンはパンには欠かせないのですが苦手さんの多い食材でもあります。

苦手さん向けにはチョコチップを用意しています。

 

 

男の子三人組です。二人はチョコチップ。

温かな手で溶け、発酵の熱で溶けてもチョコの形を崩さないように手早く成形出来ました。

 

おしゃまでかわいい女の子クラス。

こちらの組はまだ始めて間もないお子さんが二人います。

入りたてのお子さんに聞かれるいつもの質問が来ました。

「先生はどうしてパン教室やってるの?」

「先生は昔お母さんたちの料理教室をやってたんだよ」

「それで、夏休みのこどもイベントでパン教室したら、それが楽しくってね。それからこどもパン教室やってるの。みんなのお母さんが子どもだった頃から、もう20年ね。」

「え~~~?おかあさんがこどもだったときから?

初めて刷毛でドリューるを塗って「これ、やってみたかったの!」嬉しそう。

こうやって子どもたちと会話できるのがどれほど楽しいか。

 

 

夏休み明けの6年生。元気いっぱいです。待ってました、のパン教室。

二か月ぶりで大はしゃぎでもさすがは6年生、サイズも揃ってるし、形もきれいです。

 

そして、低学年男子が二人。いつもいるお兄ちゃんがお休みでちょっと寂しいかな…

と思いましたが、三人の時とは違う楽しさ。

「先生、6個に作れないかなあ?」

「う~~ん、ダメ、でも、どうして?」

「僕のパン、家族がみんなおいしいって言うの、お友達にもあげたいの」

「お友達にあげたいのか、でも今日は4つでね…」

数を多くするのは、分割の数を変えればよいのでできないことはないのですが・・・

数が1.5倍になると作業も1.5倍になるわけで時間がかかってしまいます。

そのほかにも、カンタンにノット成形をするコツが4分割にあるので今回は折角の優しい要望に応えることができませんでした。ごめんなさいね。

 

中学生は恥ずかしがり屋さん。

「写真撮るよ~~」というとこうして隠れてしまいます。

勉強も忙しい、趣味も充実していて、それでも月一回のパンを楽しみに来てくれてます。定期テストや学校行事にかぶるとあらかじめ振り替えたりしています。

パン教室の後にとサッカーや塾へ。

「だって、月に90分だけでしょ?それで出来なくなる勉強じゃないし」
ナント嬉しい。親御さんもそういって三年生でも来てくれています。

 

 

今月はあと数組と東京教室。

東京の実家のリフォームも終わり、東池袋教室を整え始めました。

そちらは、この秋からプレオープンの予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

自由研究イベント パン生地とクッキー生地の両方を作ると、何パンになるかな?

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文京区我楽田工房さんで

自由研究のイベントに参加しました。

「見て嗅いで味わう初めてのパン講座」

 

 

ワークショップの時間は一時間。

今回は単発の教室なので、いつものちゃっちゃかパンは作りません。

(特許申請中の特殊製法ではなく、一般的なパン作りの方が自由研究向き)

クッキー生地も作るので、ちょっと忙しい。

 

材料を説明して、

 

 


秘密兵器、ハンディのニーダーを使ってみんなの分をいったん混ぜます。

ニーダーで大体混ぜてから、手で捏ねたい人は手で捏ねる。

ニーダーで捏ねたい人はニーダーで最後まで捏ねることにしました。

 

手こねはすごくべとつきます。

べとつく生地に抵抗がある人にはシリコンマットにはさんでこねてもらいました。

直に捏ねた子たちは手に一杯生地がついてしまう感触も楽しめたことでしょう。

 

 

ニーダーで捏ねた生地は少し早くこね上がり。

 

パン生地を一次発酵している間に

次はクッキー生地です。

バターに砂糖を入れ、卵を入れ、薄力粉を混ぜます。

(こちらも、今回はミックス粉は使わず、すべて手作りです。)

 

皆で交代しながら、混ぜていきます。

パン生地との作り方の違い、同じ材料、違う材料、と確認しながら

クッキー生地を作ります。

パン生地が一次発酵を終えて出てくると、ふくらんでいます。

パン生地は焼く前にも膨らんでいるんだよね、と話します。

 

パン生地とクッキー生地ができました。

これを一緒に焼きます。

さあ、何パンができるでしょう?

 

「タルト?」

「ケーキ!」

「いやいや、パンだよ」

「え~~なにぱんだろう?」

 

クッキー生地は絞り袋に入れて・・・

パン生地は丸めなおして・・・

だんだんわかってきました?

 

始めて一時間で、オーブンに入りました。

 

出来たのは、そう、メロンパンです。

いい匂いだね。



 

今回はパンとクッキーを比べながら作ってみました。

捏ね始めから発酵、焼成と進む間の香りの変化、手触りの変化を体験しました。

小学校一年生から中学三年生まで、参加してくれた5人は

パン経験者も、まったく初めてというお子さんもいます。

其々が違うあれこれに気が付いて、違う感想を持ったことでしょう。

 

中学生のお兄ちゃんはオーブンから漂う甘い香りに

「砂糖が焦げる」という事象に興味がわいたようで、

帰ってからもいろいろ考察し、自分なりの予想を立てて教えてくれました。

自由研究の宿題がなくても、

こうして自由研究講座だよ、という認識の下でパンを作ったことで、

パンを作るときの視点が変わったのだと思われます。

www.facebook.com

大人の声掛けって、本当に大事なのですね。

そして子どもって本当にすごい。

 

「こけこ先生と賢人たちの自由研究一日で終わらせちゃおう!講座」と合わせて受講して下さった親子もありました。

 

 

 

 

出来上がったメロンパンを前に記念撮影しました。

子どもたちにも、私にもとてもよい経験になりました。

garakuta.tokyo

夏休みのイベントも無事終了し、

東池袋教室の準備も始まりました。

古民家を改装した、小さなパン教室です。

 

だれでもおうちで気軽に作れる時短パン、ちゃっちゃかフォカッチャと

ちゃっちゃかクロワッサンを中心にお教えします。

こどもパン教室、親子パン教室に限らず、大人向け、シニア向け、

そして、製法特許申請中ちゃっちゃかパンの講師向けの講座を予定しています。

 

 

東池袋教室は

 さくらトラム向原から4分     

 イケバス イケサンパーク・サンシャインシティプリンスホテルバス停から6分

 お車でお越しなら東池袋ランプからすぐ。

 山手線大塚駅から8分、

 東京メトロ 有楽町線 東池袋から10分、丸の内線新大塚から12分くらいです。

 飛行機(笑)の方は、羽田成田からサンシャインシティプリンスホテルまでリムジンバスをご利用ください。

 レッスン開始は10月ごろを目指しています。

 どうぞお楽しみに。

 

お問い合わせうつせみキッチンまで

 

8/24は東京我楽田工房で自由研究イベント 自由研究にパン作りはいかが? 

うつせみキッチンのブログへようこそ

 

気が付けば夏休みも後半です。

うつせみキッチンも夏休みをいただき、

東京東池袋教室の準備を進めています。

 

そんな8月の唯一の企画が今秋です。

 

来週8/24は文京区我楽田工房さんで

自由研究のイベントに参加します

 

文京区我楽田工房さんの自由研究講座は子どもも大人も

学びのある講座がずらり。

うつせみキッチンが行うのは

パンとクッキーを比べながら作ってみる

「見て嗅いで味わう初めてのパン講座」

パンを作ったことがなくたって大丈夫

 

パンを作ったことのないお子さんであれば

作って観察するだけで、自由研究にできますね。

粉に水を加えて捏ねると変わる手触りや生地の伸び。

イーストが入るだけで膨らんでいく生地。

 

 

捏ね始めから発酵、焼成と進む間の香りの変化。

不思議がいっぱい詰まっていると思います。

パン講座だけでの受講もできます。

 

 

「こけこ先生と賢人たちの自由研究一日で終わらせちゃおう!講座」と合わせれば、宿題もばっちり終わります。

 

こけこ先生による自由研究の進め方講義と各種ワークショップにレポートを書くところまで全部入った一日講座です。

こちらにうつせみキッチンも7月30日と8月24日にワークショップ参加します。

 

 

garakuta.tokyo

 

実は私、先週、「手羽先の解剖」の自由研究講座に参加して、

生徒さんをしてきました。

 

鳥の手羽先を本物の手術道具を使って、

筋肉、筋膜、腱、皮、と分けていきます。

先生は上野の科博にお勤めだった解剖学の博士。

今は「路上博物館」というNPO法人を立ち上げて

生き物の骨格や動きの秘密を見せてくださっているそう。

私がさばくとこんなですが、

先生がさばくと

こんなに美しい。

プロの技を間近に見られて、

子どもたちも、私ももう真剣そのもの。

たとえ自由研究の宿題がなくたって学びは喜びだなあ、と

実感できるイベントでした。

 

うつせみキッチンが行うのは

パンとクッキーを比べながら作ってみる

「見て嗅いで味わう初めてのパン講座」

パンを作ったことがなくたって大丈夫

 

パンを作ったことのないお子さんであれば

作って観察するだけで、自由研究にできますね。

粉に水を加えて捏ねると変わる手触りや生地の伸び。

イーストが入るだけで膨らんでいく生地。

 

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捏ね始めから発酵、焼成と進む間の香りの変化。

不思議がいっぱい詰まっていると思います。

 

今回は同じ小麦粉からできる、パンとクッキーを

比べながら進めたいと思っています。

小さなワークブックも用意しました。

 


   

「こけこ先生と賢人たちの自由研究一日で終わらせちゃおう!講座」と合わせれば、レポートも出来上がります。

 

こけこ先生による自由研究の進め方講義と各種ワークショップにレポートを書くところまで全部入った一日講座です。

こちらにうつせみキッチンも8月24日にワークショップ参加します。

ワークショップだけでも参加できますのでお問い合わせください。

 

お問い合わせうつせみキッチンまで

イベントレポート 絵本とメロンパンの会

うつせみキッチンのブログへようこそ。

 

うつせみキッチンの名前の由来、うつせみ橋は

山手線大塚駅の近く、山手線をまたぐ橋です。

 

その隣のさかえ橋近くのブックカフェ里葉さんで

夏のイベント

 

「絵本とメロンパン」

     

         を無事開催できました。

メロンパンを作って、

焼いている間には

絵本の読み聞かせを聞いて、

焼きたての自分のメロンパンをカフェのお飲み物と試食。

 

初めての試みでしたが、

皆さん楽しんでいただけました。

 

里葉さんはこんなたたずまいのブックカフェ。

住宅街の静かな一画に、木々に囲まれてさらに静かで涼しい隠れ家カフェ。

池袋駅からも徒歩圏で山手線の線路のすぐそばとは思えない静かさ。

見つけた人だけが知っている隠れ家カフェともいえるでしょう。

 

店主さんが「居心地の良い空間を作りたくて」とおっしゃるだけあって

本当に居心地の良い、すてきなブックカフェです。

こんなお店で、元気いっぱいの子どもたちとお母さんの

メロンパン作りが実現して、嬉しい気持ちでいっぱいです。

 

 

感染予防のため一組1テーブルで作業してもらいました。

 

あらかじめ用意した卵とバターたっぷりのブリオッシュ生地を

家族分ずつお渡しして作業開始。

 

べたつく生地を使うときは打ち粉をして・・・

 

 

絞り袋の使い方はケーキ作りにも役に立つので

丁寧に説明します。

 

ブリオッシュ生地にクッキー生地を絞り出す方法、

大好評でした。

 

集中して奇麗に絞るのは難しいから楽しい。

 

このくらい残っちゃった、と親子で話すのも楽しい。

 

こうしてパン生地をメロンパンに成形して

絵本の読み聞かせに入りました。

 

今回は私と、利用の店主さんと、

もうお一方、絵本の勉強をされている方が

参加してくださって、読み聞かせもしてくださいました。

 

お一人でのご参加だったのでお一人で二個のメロンパン。

 

 

 

 

 

メロンパンが焼けた~~!

自分のメロンパンはどれ?

目印を入れているので自分のパンがわかります。

 

メロンパンを手にはい、ポーズ!

 

こちらが里葉の店主さん。

マスクですが、その目に優しさが見えるでしょう?

素敵な居心地のいいカフェは

9割が店主さんの人柄が決めるのですね。

 

読み聞かせは読み手以外、皆聞き入っていて、

写真は一枚も、誰も撮ってなかったのです。

すごくいい雰囲気だったのですけど。

 

写真を撮るのも忘れる充実した時間だったんです。

 

焼きたてをほお張って、楽しい親子の時間です。

 

 

 

皆さんがお帰りになった後、

夕暮れのブックカフェから

絵本たちが見送りました。

読んでもらえなかった絵本も

カフェタイムにみんなが手に取って読んでくれました。

 

 

 

参加した皆様から、嬉しい感想も届きました。

 

緑いっぱいお庭と穏やかな店内で入った瞬間からワクワク感があり直感で来てよかった〜と思いました。
そしてメロンパン作りは今でもその時の匂いや味が胸に残る楽しい思い出になりました。
それは主催者様が事前の丁寧な段取りをしていただいたことが大きいと思います。
すぐに子供がパン作りの作業することができ、飽きさせない工夫がありパン作りの工程を楽しむことが出来ました

 

こんなに思っていただけて準備に掛けた時間が報われました。

美味しいブリオッシュメロンパンをちいさいこどもにも作れるよう、

工夫を重ねた甲斐がありました。

 

子どもが3人いるので、子供と一対1で触れ合う時間があまり持てるずにいたので、貴重な時間となりました。

息子とも夏休みの間にもう一度パンをつくろうと約束をしました。

絵本ですが、この歳になると誰かに読んでもらう機会はほとんどないので、楽しい時間でした。

 

感想をメールしてくださった方には

出来立てのメロンパンを持った親子写真をつけた

自分だけのオリジナルレシピのpdfを差し上げています。

きっと良い思い出の品となってくれることでしょう。

 

レシピがあれば作れる、というものでもないかもしれないので

疑問があればメールでも、インスタのメッセンジャーでも、

ご質問いただければと思います。

 

楽しい時間をありがとうございました。

年4回を目標にまたやりたいね、と

店主さんともお話ししています。

その時には、皆さまも是非。