うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

こどもパン教室レポート 5月の東京教室1

こどもパン教室うつせみキッチンのブログへようこそ。

 

東京でも始まった子どもパン教室の定期開催、

春の体験に来てくれたお子さんや

うわさを聞きつけて体験なしで申し込んでくれたお子さんなど

8人の生徒さんが固定クラスで参加してくれています。

 

会場は時々話題にさせていただいている、

文京区の我楽田工房さん。

 

今月は第二回目、テーマは「美味しさ練り込む」です。

 

ちゃっちゃかフォカッチャの応用ですが

もう、どこがフォカッチャなの?という高度な応用に入ります。

粉材料を練り込むことで、

一人一人がオリジナルのパンを焼いています。

 

 昨日も粉材料を練り込んで、

それそれが好きな数に分割して、

ちぎりパンを焼きました。

 

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兄弟で来てくれていて、お家で復習してくれているという

兄弟参加のふたり。

お兄ちゃんのほうはココアを練り込み、6分割。

弟君は粉チーズを練り込み4分割です。

 

教室が始まる前に副材料の選択から始まって

ワクワクしながら迷って悩んで、

二人ともテンション上がってました。

 

捏ね始めてからは

ココアも粉チーズも吸水の多い材料なので、

混ぜ始めてから様子を見て水を足すことを経験。

 

発酵中に絵本も読みましたが、

そのほかにも、

「今日は分割をします、いくつに切りたいですか?」

で、作るパンの数を決めねばならず、

またワクワクなやみます。

 

「2等分して、それぞれを二つに切るといくつ?」

「またそれぞれを二つに切るといくつ?」

・・・ににんがし、しにがはち…と考えてくれます。

「6等分は難しいんだよ。なんでだと思う?」の質問に、

「三つに切らないと…」とおにいちゃん。

 

「じゃあ、いくつに切るかきめてね。」というと、

弟君は4個、お兄ちゃんは6個とのこと。

 

お兄ちゃんは難しい、と言われた6個にしたいのです。

こどもって、基本的に難しいことをしたいのですよね。

人は皆、向上心を生まれ持っているんです。

兄弟はそれをすっと見せてくれました。

 

「先生はいくつに分割しようか?」と問うたら

「100こ!」だって。

いやいや、さすがに百個は無理・・で

10個におまけしてもらいました。

 

 

 

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お兄ちゃんのパン、ハンバーグみたい 

僕のはクロワッサンみたい

  (生地のカット面が見えているので、内層と表面の違いに気づいてます)

観察しながらオーブンをのぞき込んでいます。

ワクワク感が伝わります。

 

「〇〇君のは分割が少ないからパンが大きいよね、

だから中まで火が通りの二時間がかかるよ、

先生のとお兄ちゃんのを出してから二分長く焼くね」

 

 

パン教室体験から三回目にして

材料を選んで、

生地の水分量を調整しながらこねて

分割数も選んで

焼き時間も調整して。

もう、オリジナルパンと呼んでもいいと思います。

 

この調子なら、二学期にいくつかの成形の基本を学べば

三学期にはオリジナルのレシピを各自かけるのではないかな、と

先生もワクワクしながらの東京教室です。

 

さあ、焼きあがりました。

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おいしそうです。

先生の分は青のりが練り込んであります。

 

みんなのパンお味見はできないところが

先生のちょっと寂しいところ・・でもありますが。

 

 

レシピに貼り付けるための写真を撮りました。

f:id:pandanukichen:20210526095031j:plain達成感。

盛りだくさんで頑張って、お疲れさまでした。

 

 

お家でもパンの話題満載の夕飯だったことでしょう。

また来月お楽しみにね。