こどもパン教室 うつせみキッチンのブログへようこそ。
先日、「湘南小麦」という地域の小麦ブランドのお話を書きました。
このとき、湘南小麦の玄麦をいただいてきました。
本当は秋蒔きで6月収穫の麦ですが、直ぐに6粒ほど蒔きました。
数日で芽が出て、3株をリビングから見えるところに植えました、
10㎝程の時麦踏身ではないですがぎゅっと土に押し込めて。
これは霜の降りない季節には必要のない作業だったかも。
このところ40㎝程の背丈になりました。
ふと見ると、さな穂が出ています。
よくよく見ると、花が咲いているようです。
お米の花と同じようですね。
ちゃんと受粉して実が入るかどうかはわかりませんが、
ここに麦があれば教室から眺めることができます。
麦と米と似たところでは猫じゃらしの違いも分かってくれるかな。
我が家の庭は狭いのですが、
子どもたちに見せてあげたいなと思い
いろんなものを所狭しと植えています。
もちろん今年の目玉はこの麦です。
他にも面白いものを植えています。
今咲きかけているのはアーティーチョーク。
もうすぐ大きな紫の花が咲くはずです。
目を惹く大きな花に質問が来たら
フランスではこの花のガクを春の味覚として楽しむんだよ
そんな話をしながら庭を見せるのも私の楽しみの一つです。
昨年植えたパイナップルも何とか二株、冬を越しました。
小さくてもいいからパイナップルのなっているところを見せてあげたいと思います。
こちらはおまけ。
藍染に使う藍です。
木の葉を刈り取って乾燥、発酵させて染め物をします。
こちらは小さなレモン。
沢山花が咲きましたが実はそれほどつきません。
はなの中にはめしべのない、フェイクの花も多いのです。
これも植物の生存戦略なのだとか。
手狭な庭ですが、実は庭にもパン教室の魔法があるのです。
色々な植物、植物に集まる虫や鳥、それらの来し方行く末。
子どもたちとの会話の糸口には事欠きません。
どの子が何に興味を持つのかわかりません。
そして、私の知っていることは世の中の物事のごくわずか。
でも、そのうちのなにかが、誰かの心に響くかもしれないなら
それを伝えられたらそれ以上の喜びはありません。
うるさいようだけど、パン教室に来た子どもたちには
たくさんのものを見せてあげたいと思います。