うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

家族の食卓を豊かにし、自己肯定感を育むパン教室

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パン教室にも春がやってきました。

一学年大きくなって、一人でやって来るようになった子。

お友達を誘って自転車でやって来るようになった子たち。

6年生になって、これまで以上に小さい子に優しくなった子。

 

みんな学年が上がった、自覚の塊です。

先月より一回り大きくなってくる、春休み明けの教室は

エネルギーに満ちています。

 

クラス替えで一番仲良かった子とは別になってしまった、とか

お姉ちゃんが中学校へ進学して一緒に登校できなくなったとか

色々話して聞かせてくれます。

 



 

今月はフォカッチャの上に

思い思いのトッピングをしてもらっています。

固定クラスなので、いつものお友達ですが、

学校や学年が同じとは限らないので、

月に一度だけ集まるメンバーでのおしゃべりも弾みます。

先生も会話に入れてもらえるのは本当にうれしい。

 

小さな女の子たちはテーブルの下にみんなで隠れて

先生の足につんつん!とサインを送るのが好き。

全然隠れてないんですけど…

遊んでもらえる先生は幸せ者です。

 

同い年や学年が下の「センパイ」さんは

新しいお友達が来てくれてうれしそう。

 

作り方をのコツを伝授してくれるのはもちろん、

教室に置いてあるおもちゃや本やカードゲームも

次々出して見せ、紹介してくれていました。

「今日は体験だよ」と聞くと

「絶対はいんなよ!面白いから!」

「ボクは去年から来てるんだ、お母さんがネットで探してきてさ」

「え~~、と思いながら来たけど、○○君がいたし、面白かったからさ、」

「○○君はいつから来てるの?」

「一年生から」と。それもとても嬉しそう。

 

夜にはお母さまから、入会のお申し込みをいただきました。

帰ってから、たくさんパン教室のお話をしてくれてうれしかった、と。

こちらこそなんと嬉しい事でしょう。

 

教室で作って持ち帰るパンを家族の食卓に乗せることで

そこからたくさんの楽しい会話が生まれます。

パンの日にはパンに合わせメニューを考えてくださるご家族も。

きょうだいが待っていてくれるので、家族の好きなものを作ろうと頑張る。

豊かな食卓が家族を幸せにするんだな、と

そのお手伝いをさせていただける。素敵な仕事です。

 

 

パプリカやトマトなどカラフルな具材は見向きもせず

自分の好きな物だけ乗せて。

こんなことができるのも、自分で作ればこそ。

月に一度のこのメンバーの時間が楽しくて

具材の乗せ方を吟味するより、教室のおもちゃで遊びたい。

そんな気持ちもあっていい、と思います。

一人っ子さんの6年生に遊んでもらう。

カードゲームやチェスなどのルールを教えあう。

電子ピアノを楽しむ。

コロナ禍にあってお家にお友達を呼べないので

こういう時間も子どもたちにはとても貴重だと思います。


パン教室はパン作りが主ではありますが

通ってくる子どもたちが学んでいるのは

パン作りを究める事ではありません。

 

「パンを作る」という一連の作業を核として

どう作りたいのかを考えることから自分を大事にし、

生きている酵母の時間に合わせることで自分勝手ではできないことを知り、

友だちや家族との関わりも学ぶ。

家に帰ってからの家族との時間も大切なものになる。

 

誰かに喜んでもらえる喜びを味わうことで自己肯定感が育ちます。

自分らしく作れる楽しみ、家族に喜ばれる喜び、

みんなといっしょのリラックスした時間。

こうしてみんなが心穏やかにパン教室を楽しんでくれる。

 

まったく、もう、先生みょうりに尽きます。

今年も子どもパン教室ができる喜びをくれて、

みんな本当にありがとう。

 

 

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