あという間に月末になってしまいました。
今月の子どもパン教室レポートです。
低学年クラスはクルミパンです。
ソフトフランスパン生地に
たっぷりのクルミを練りこみます。
クルミを混ぜて手で捏ねる時には
生地だけとは違い手にクルミが当たります。
くちょっと痛いですがよく捏ねると
クルミの油や薄皮が少し生地にしみて
独特の風味と色がつきます。
にぎやかな二年生クラスは一人お休み。
先月お休みだったお子さんは
久しぶりのパン教室に大はしゃぎ。
しかし、何かちょっと変わりました。
何でしょう?雰囲気が違うのです
秋になって、みんな一回り大人になったのかな。
先生の話もよく聞いてくれるし、
みんなで一緒にかるたも楽しむし。
どの子も周りが見えてきたんだなと思います。
こちらは3年生。
三年生も大人になってきました。
この日の関心事は「先生の家族」でした。
「上でなんかがたがた音がする」
「二階に誰かいるの?」
「先生の旦那さんがいるよ」
「会いた~い!」ですって。
お茶の時間に呼びました。
一緒にクッキーを食べ、紅茶を飲みながら
「みんなは今日は何を作っているの?」
「クルミパンです!」
「そうなんだ、おじさんはね、
今、メガネケースを革でを作っています」
「わーすごい」
「どういう風に入れるの?」
「それでメガネは落ちないの?」
子どもたちも興味津々。
お茶の時間が短く感じられたようです。
高学年の組はイングリッシュマフィンです。
イングリッシュマフィンは朝食用のパンで、
型に入れてふたをして焼くことで、
円盤形に焼き上げ、
食べるときに周囲にフォークでミシン目を入れて
二枚に割ってトーストし、
具を挟んで食べるパンです。
ちいさな型なら4個、大きめの型なら3個。
まず最初に選んでもらいます。
家族の人数も考えてみんな選びます。
小麦以外の粉が入ると手触りが違うことも
楽しんでもらいます。
型に合わせて焼くため、分割も厳密。
等分になるよう計りを使って分割します。
後は丸めるだけの簡単なパンです。
でも、食べ方を説明して試食してもらうため、
いつもより10分早く焼き上げるので大忙し。
焼きあがったら、写真を撮りつつ、
大急ぎで試食のサンドイッチを作っていました。
そんなこんなで、
うっかりして、パンだけの写真を
撮り忘れてしまったグループがありました。
みんな上手に焼けていたのに、
ごめんなさい。
高学年の今月の課題は
「パンを説明しよう」でした。
イメージした美味しいパンを自分の言葉で説明する。
目の前にないものを想像して言葉に表すって、
訓練しないと結構難しいです。
でも、何か新しいものを考え、
誰かに的確に伝えること、
これからの時代はそういう力が重要です。
難しい課題でありながら
自分の好きな食べ物のことを考えるので
あまり抵抗なく頑張って書いてくれました。
今月のおやつはガレット・ナンテ
バターたっぷりの伝統的クッキーです。
好評でしたので、レシピを公開しています。
おとなのぱんきょうしつは
ガレットつながりでじゃがいものガレット。
じゃがいものミルク煮をたっぷり
ふんわり湯種生地に乗せました。
ガレットは平たい食べ物の事だそうです。