うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

割合は難しいけれど・・

今月の高学年教室は基本のパン、ハードロールです。

昨日も今日も、4年生の子たちでした。

高学年コースはティータイムにパンの勉強をします。

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今月のテキストはこんな。

4年生に、割合や%はちょっと難しいです。

でも、割合ができないと算数も中学の数学も、理科も

難しくなってしまいます。

割合はすごく大事なんだよ、と応援の意味も込めて使っています。

 

 

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<おいしいパンを作ろう②  パンの性格を決めるものは?> 

 

粉(こな)をこねて、発酵(はっこう)させて、形を作って、また発酵(はっこう)させて、焼(や)きあげる。

 

どのパンもだいたい同じような材料(ざいりょう)を使って、同じような作り方をするのに、いろいろなパンが出来上(できあ)がるのは、何が違(ちが)うのだろう?

 

一番大きな違いは、配合(はいごう)(材料に何がどれぐらい入っているか。)何を入れるとどうなる?パンは小麦粉(こむぎこ)の風船(ふうせん)をイーストが膨(ふく)らませて作る。空欄(くうらん)をうめ、【】の中の正しいほうに丸をつけて考えよう。

 

1.小麦粉   小麦粉の中のたんぱく質(しつ)(グルテン)がフーセンの役割(やくわり)をする。グルテンが【多い・少ない】小麦粉のほうがフーセンをたくさん作れるので、パンは【よくふくらむ・ふくらみが悪い】

2.イースト  イーストがたくさん入るとフーセンをふくらます兵隊(へいたい)が多いようなもの。同じ数のフーセンがあるならイーストを【たくさん・すくなめに】入れると早く出来(でき)る。

3.バター   バターや油脂(ゆし)は風味をつけるだけでなくグルテンの伸(の)びをよくする働(はたら)きをする。ただし、粉の重さの1割(わり)を超(こ)えて入れる場合(ばあい)は、グルテンができにくくなるので、しばらくこねてから入れるとよい。

                  (1割は10分の1、10パーセントとおなじ。)

4.砂糖(さとう)    イーストのえさとてや甘みをつけるだけでなく、保(ほ)水性(すいせい)(しっとりさせる力)を高める働(はたら)きをする。砂糖をいれるとパンが乾燥(かんそう)し【やす・にく】くなる。それから、砂糖の多いパンは焼(や)き色がつきやすくなる。

5.卵     パンにコクを出しておいしくするほかに、乳化(にゅうか)(水と油をなかよくさせる)の働きをする。パン生地(きじ)の中の水と油が一緒(いっしょ)になってパンをしっとりふんわりさせる。

6.水分    小麦粉の中のたんぱく質と結(むす)びついてグルテンまくを作る。もちろん、パンにはなくてはならない。小麦粉の重量(じゅうりょう)(おもさ)の50パーセントぐらいから、多いもので80パーセントを入れる。こねやすいのは、65パーセントぐらいのもの。100gの粉に水  gがめやす。

               (1パーセントは100分の1、50パーセントは半分)

 

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壁は掲示板

教室の壁には色々なものが貼ってあります。

 

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この壁は展覧会のチラシや、観光地での写真、

夫さんの撮った写真、子どもたちの描いた絵

旅行のお土産の絵葉書など。

 

ぱんだぬきの備忘録でもある壁ですが、

色々なものが雑多に貼ってあるのを

生徒さんたちは見ています。

気になれば聞いてくれて、

それがその日のみんなの話題になったり

次の興味への一歩になったりするのです。

 

ぱんだぬきの子どもたちが小さい時に描いた絵などにも、

多くの生徒さんが目を留めます。

美術展のポスター等よくかけた絵よりも気になるようです。

だれが、何歳くらいの時に描いたのか?等の質問と共に

色々な感想を教えてくれます。

 

思ったことを、質問なり感想なり、

言葉にできることはとても大事なことですね。

何かを感じるきっかけになるようなものを

なるべくたくさん置きたいと考えています。

一人だけ抹茶スティック

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子育てしていると

必ず好き嫌いに行き当たります。

学校給食でもそうだし、

お友達が遊びに来ても。

 

ぱんだぬきのリアル教室でもそれは同じ。

好き嫌いは育った家庭の

文化の違いでもあるので

出来るだけ尊重してあげたい、と思います。

ぱんだぬきのこども教室は

月一回ですが毎月通う教室なので

生徒さんの好き嫌いはほぼ把握しています。

 

だからと言って、

全員の食べられるものばかりを使って

嫌いな食材を出さないようにしてしまうと

新しい食材、いろいろな食材との出会いが減ってしまいます。

 そこで、ぱんだぬきは同じ作り方で使えるように

代用食材、置き換え食材を考えて用意しています。

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先月の高学年クラスは

ココア生地にチョコチップのスティックパンでしたが 

チョコレートが嫌い、とう子がいます。

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ココアとチョコチップが嫌いな子に

ココアの代わりには

抹茶、シナモン、野菜パウダーのいずれかがあるよ、

チョコチップの代わりには

クランベリー、レーズン、甘納豆の用意があるよ

と伝えて選んでもらいます。

 

そういうと、他の子たちも、

自分はどれがいいかな

どんな味だろうな、

と想像を膨らませ、考えます。

 

好き嫌いは厄介と思われがちですが

成長の為のの絶好のチャンスでもあるのです。

 

今回、彼女は抹茶と甘納豆の取り合わせを選び

他の子たちは迷った挙句、標準レシピを選びました。

手作りの良さは、自分好みにアレンジできることだ、

と言うことも自然に身に付いていきます。

 

 

ぱんだぬきの日記はこちら

pandanukichen.hatenablog.com

パンの基本 一次発酵

間が空いてしまいましたが

パンの基本、一次発酵についてです。

捏ねた後の最初の発酵が一次発酵です。

捏ねあがった生地は弾力がありみっちり詰まっています。

(弾力:押した時に押し返してくる力)

生地の表面を突っ張らせるように丸めると、

指で押した時に、戻ってくるようになっています。

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100gの強力粉の生地は捏ねあがって丸めた時このくらいの大きさです。

ぱんだぬきのこぶしと同じくらい。

これを膨らませてくれるのがイーストです。

イーストは暖かく湿ったところで発酵し、

強力粉の中のグルテンでできた無数のの風船を膨らませます。

こども教室では45℃くらいの高い温度で15分ほどで一次発酵を終えます。

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このくらいの大きさに膨らみます。

最初の弾力は無くなり、

粉を付けた指を差し込むと、指跡が残ります。

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一次発酵の終了はこうして確認します。

発酵が過ぎてしまうと、

こんなに膨れていい感じに見えますが

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周りまでクシュっと潰れてしまいます。

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一次発酵で過発酵になってしまうと、

勢いのない生地になり、きめが粗いパンになりがちです。

うっかり過発酵にしてしまったら、

きつめに丸め直しして、次の作業を急ぎます。

 

逆に、時間が来てもあまり膨らんでいない場合、

ちゃんと膨らむまで、もう少し暖かいところに置きましょう。

きちんと一次発酵していない生地は成形しにくくなります。

 

 

 

 

 

 

 

お茶を買いに・・・・

こどもパン教室に出すお茶を買いに出かけました。

天気が良いので徒歩です。

 歩いていると、いろいろなものに出会います。

 

 空き家の戸袋から聞こえるにぎやかな鳥の声

ヒヨドリの巣です

親鳥が近くにいるときだけにぎやかです。

これ間違いでしたごめんなさい。

 親鳥をよく見たら、黄色いくちばし、黄色い足

広げた尾羽に白い模様、ムクドリのようです。

ぱんだぬきの思い違いでした、ごめんなさい。

 

石垣にいる日本カナヘビ

カナヘビは日向ぼっこが大好き。

 

薬局の植え込みのドクダミは八重咲き。

もうすぐ、学校の坂のアジサイが咲きそう

などなど・・・

 

 

こういう時間が、ぱんだぬきは大好きです。

何か見つけたことを引出しにしまっておいて

こども教室で子どもたちに伝えられるように

きょろきょろしながら歩きます。

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お茶屋さんに行って買ってきたのは

デカフェの白桃紅茶とりんご麦茶。

それとダージリンのファーストフラッシュ、新茶も買いました。

子どもたちとのお茶の時間にはティーバックでもポットで淹れて

ソーサーはつけないけれど、磁器のカップでサービスします。

 

大事なアフタヌーンティーの時間です

子どもたちの話も聞き、

ぱんだぬきの発見も聞いてもらいます。

ぱんだぬきの用意したフレーバーティー

香り当てなどもちょっとした楽しみです。

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時にはおやつのお菓子を気に入って

作り方を聞いてくれる子には

レシピを書いてあげたりもします。

 

こどもパン教室のお茶の時間は

ぱんだぬきの自慢です。