うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

こどもパン教室の先生の会合に行ってきました。

子どものためのパン教室をしている先生や

これから子どものためのパン教室を始めようという先生、

教育としてのパン作りに興味のある人たちのための団体の初会合に

参加してきました。

 

ぱんだぬきは長く子どもの教室をしているものの、

これまで、いわゆる一匹狼の個人教室で

他のこどもパン教室先生方がどういうコンセプトで教えておられて

どんな悩みを持っておられるのか、知りたいと思っていました。

 

何より、子どものことを思うみんなが集まって考えることで、

一人で頑張るより良い教室になるはずです。

素敵な会に育つといいなと思います。

 

 

自由研究にパン作りはいかが?  その1

こんにちは、ぱんだぬきです。

夏休みももうすぐです。

夏休みと言えば自由研究

 

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宿題リストに「自由研究」があるだけで

どよ~~ん、としてしまう親御さんも多いのではないでしょうか。

ぱんだぬきはパン教室に来ている子どもたちから

自由研究の相談を受けることがあります。

もちろん、うれしい相談です。

「困ったら電話でもメールでも聞いてくれていいからね。」

と答えます。

 

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パンほど自由研究の素材にもってこいの材料はない。

パンにはいろんな勉強のタネが詰まっているので

子どもの興味によっていろいろな研究ができます。

文化史的な研究も出来るし、地理的な研究もできる。

イーストを自然界から取り出す天然酵母に挑戦もできる。

分量や時間や温度などのパラメータを少しずつ変える実験もできる。

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其々のお子さんや親御さんの興味・視点によって研究も様々。

「なんだって、出来るよ。どういうことがやりたい?」

と聞いてあげるだけで子どもたちは一生懸命考えます。

 

パンを作ったことがなくたって大丈夫

 

パンを作ったことのない子であれば

作って観察するだけで、自由研究にできますね。

粉に水を加えて捏ねると変わる手触りや生地の伸び。

イーストが入るだけで膨らんでいく生地。

捏ね始めから発行、焼成と進む間の香りの変化。

不思議がいっぱい詰まっていると思います。

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パンを作れば食事にできる。

 

何より、実験後に食べられるのが良いですね。

宿題の自由研究と言われても興味が持てなくたって

今日のお昼にパンを焼く、となればどの子も真剣になりますよ。

お子さんと一緒にぶーのすけパンを作ってみてはいかがでしょうか。

 

また、次回は簡単な計量で作りやすい、マヨネーズパンをご紹介します。

小学生が初めて一人で作るパンとして、ぱんだぬき一押レシピです。

おたのしみに。 

 

 

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パンの基本成形

 パンの基本成型

 

 

パンの基本。成形です。

 

分割して丸めを行った後、

普通はベンチタイムという時間を置いて

カットや丸めで傷んだ生地を休ませ、グルテンを緩ませます。

90分に教室を収めるためベンチタイムは省略します。

 

とはいえ、少しでも丸めてから時間がたった方が良いので

全員がきちんと丸め終わるまで待って

先に丸めた記事から成形を始めるようにします。

イーストが多くどんどん膨らむので

その数分がベンチタイムの代わりです。

成形の色々

 

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パン屋さんでパンを見ているとわかりますが

成形はいろいろです。

平たい物も、丸い物も、型に入れて焼いたもの、

棒状のもの、ひも状にして編んだもの、

フィリングを包んだもの、巻き込んだもの。

ですから、ここで簡単に説明できるものではありません。

 

基本的に守ることがいくつかあります。

 

1.生地の表面はグルテンの膜で張っているようにする。

2.生地のとじ目は基本的に下に置く。

3.めんぼうは生地の中から外側へ一気に転がして伸ばす。

4.畳んだり折ったりするときには空気が入らないようにする。

5.包むときはとじ目をしっかりつける。

大事なところはこの五つくらいでしょうか。

 

成形の作業

実際の成形作業は

 

1.ベンチタイムの時のように丸めること、

2.生地を均等な厚さに伸ばすこと。

3.伸ばした生地を三つ折りにすること。

 ・棒成形は三つ折りした生地をさらに二つ折りにします。

  フランスパンや編みパンなど、応用範囲が広いです。

 ・俵成形は三つ折りした生地をくるくると巻きます。

  主に食パンの成形です。

4.生地を端からくるくる巻いてカットすること

5.生地にフィリングを包むこと。

 

だいたい、この5つくらいに分類できます。

こども教室では6年間でこれらの成形を何回かずつ経験し、

このほかにブリオッシュやベーグルなど独特な成形や

ハサミやクープ等の仕上げ細工も含めて

60種類のパンを焼くことになります。

 

パンは成形の間も発酵が進みます。

丁寧な綺麗な成形にこだわり過ぎると

最初のパンと最後のパンで大きさが違ってしまいます。 

また、何度も麺棒を当てたり、うまく成形できず丸めなおすと

グルテンが強くなって成形できなくなってしまいます。

 

 あまり神経質にならず、思い切りよく、

どんどん仕上げるのが良いでしょう。

 

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教室のおやつ

パン教室では毎回手作りのおやつを用意します。

 

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簡単な焼き菓子のことがおおいです。

代表格はマドレーヌ。

おやつを一番の楽しみに来ている子もいるかもしれません。

 

子どもたちに選ぶ経験をしてもらう。

 

全部プレーンで作ってしまうと単調なので、

ナッツやドライフルーツをトッピングしたり、

レーズンやピールやチョコチップを入れたりします。

ドライフルーツやナッツは嫌いな子もいるので

プレーンも合わせて作って選んでもらいます。

お茶も、ホットにするかアイスにするか聞いて注ぎます。

小さなことですが「自分で選ぶ」「自分で決める」ことを

パン教室では大事にしていきたいと思っています。

 

レシピを載せますね。

バターの温度や卵の大きさのほか

混ぜ方焼き方で口当たりや味わいが大きく変わりますが

どのように出来てももちゃんと美味しいです。

急ぐときには溶かしバターにしても作れます。

パン教室のマドレーヌ   5~6個分

全部ホイッパー、ワンボウルで混ぜてしまいます。

<材料> バター        50g

     上白糖        50g

     卵          1個

     アーモンドパウダー  10g

     薄力粉        50g

<作り方>

     柔らかくしたバターに砂糖を入れて混ぜる。

     卵、アーモンドパウダーの順に混ぜる。

     薄力粉をふるって加え、混ぜる。   

     紙のマドレーヌ型に分け入れトッピングする。

     160~170度のオーブンで17~20分焼く。 

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紙の型に生地を入れるとき、

ディッシャーを使うと分量がそろいます。

 

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今日のトッピングはドライプルーンとスライスアーモンド、

それとトッピングなしの三種類です。

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紅茶はポットで淹れて、

ホットの子にはティーカップに、

アイスのリクエストがあればグラスに氷を満たして

熱い紅茶を注ぎます。

小学生にはちょっと贅沢かもしれませんが

英国風のアフタヌーンティーの気分です。

 

 

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夏のこどもパン体験教室

夏の体験教室を企画しました

小学生向け夏の体験パン教室を企画しました。

初めてのお子さんでも、

自分でこねたパンを焼いてお持ち帰りいただけます、

というチラシを作って、自宅前の看板のところに置きました。

せっかく作ったので、ブログでもご紹介。

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たくさんの子どもたちに楽しんでもらいたいです。

パン教室へのご質問はこちらまで

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