うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

生徒さんからの嬉しい報告メール

6年生の生徒さんのお母様から、

とてもうれしいメールが届きました。

掲載のご了承を得たので、ご紹介します。

 

<Mちゃんのお母様より>

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こんにちは
お世話になっております
今年の夏は 尋常ではない暑さが続いておりますが
先生は 体調を崩されてはいないでしょうか

今日Mは (念願の)お家でパンを作りました。
今回は あんパンと焼きカレーパンです。
捏ねるのも手慣れていて カードを器用に扱っていて さすがだなと思いました
先生 ありがとうございます。
 
M的には パン生地のチョイスミスだったと かなり残念そうだったけれど
私たちは とても 美味しくいただきました。

また 近いうちに作る!と 張り切っているので 楽しみです

また 来月から 宜しくお願い致します。
 

ぱんだぬきはとても嬉しくなりました。

こんな素敵なメールをいただいて嬉しくないはずはありません。

とてもうれしくなりました。

Mちゃんは一年生のころから

パン教室にずっと通ってくれているベテランさんです。

 

今中学三年のお兄ちゃんも6年生まで

楽しく通ってくれていて、

卒業しちゃうのが残念、と言ってくれていました。

そのお兄ちゃんがカレーパンの、

クッペ型成形の物は成形したのだそうです。

兄妹で仲良く作業しているのを、

お母様がニコニコ見ている姿が目に浮かびます。

 

お兄ちゃんは忙しい受験生ですから、

このパン作りが楽しい気分転換になったに違いありません。

 

この二つのパンは、

教室のレシピ通りではありません。

Mちゃんが、自分の食べたいパンをイメージして、

また家にある材料や計量のしやすさなど考え併せた

オリジナルなパンになっています。

 

作ったパンを食べて、

ちょっとイメージが違った事も反省しています。

次回はもっとうまく作れること間違いなしです。

小学生でココまで出来るのは素晴らしいです。

 

私の教え子たちは、

みんな私の誇りです。

通ってくれてありがとう、

心からお礼を言いたいと思います。

Mちゃんのお母様、

メールしてくださって本当にありがとうございました。

www.pandanuki.com

 

pandanukitchen.hatenadiary.jp

 

 

お稽古事としてのパン教室

 

 

こんにちは、ぱんだぬきです。

今日は、ちょっと長くなりますが

パン教室について思うところを書かせてください。

 

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こどもパン教室が支持を集めて来たわけ

  1. 口コミだけで16年

  2. こどもパン教室は教育プログラム

  3. パンに関連した座学も学びます

  4. オリジナルレシピ作りは高度な勉強です

  5. パンを待っている人がいる

  6. パン作りは珍しいお稽古事

  7. 何より楽しいパン教室

 

口コミだけで16年 

 

ぱんだぬきがこどもパン教室を始めてから16年。

口コミだけで生徒さんが途切れることはありませんでした。

 

平日の夕方の教室なので

遠方からは通えません。

それでも、

多い年には80人ほどの小学生が

毎月通ってきてくれていました。

 

なぜ、ここまで続いたのか・・・

ぱんだぬきなりに考察します。

 

こどもパン教室は教育プログラム

ぱんだぬきのこどもパン教室では

子どもたちは粉からパンを作ります。

予め用意された生地で粘土遊びのように

キャラクターパンを作るようなことはしません。

 

子どもたちの成長に合わせた、

教育プログラムになっています。

 

硬いパンも、柔らかいパンも、大きなパンも小さなパンも

生地を楽しむパンも、フィリングやトッピングを楽しむパンも

丸め、包む、伸ばす、折りこむと言った

各種成形も色々経験できるように、なっています。

 

パンに関連した座学も学びます

高学年では毎回プリントを使って勉強もします。

  • パンの歴史や地域性
  • 材料それぞれの役割
  • 配合の違いによるパンの違い
  • パンを売るなら?お金の話

等々、いろんな観点からパンを考えます。

大人の教室では、こういう勉強はあまりしませんね。

 

オリジナルレシピ作りは高度な勉強です

 

また、高学年になると年度末にレシピ書きをします。

自分が作りたいパンをとことん考え

こどもらしいアイデアを盛り込んで、レシピをを興します。

レシピ書きとは

  1. 想像したものを
  2. どうしたら形にできるか考え
  3. その方法を文や絵に表し、
  4. 検証する

レシピは自分のために書くのではなく、

あなたのパンを他のだれでも再現できるようにするんだよ、

と言って書いてもらいます。 

 

パンは成形した後も膨らむので

思った形に出来上がるように成形するのは

そして、それを書類に残すのは

たやすいことではありません。

それだけに、オリジナルパンができるのは

子どもたちの自信の源となります。

思ったことを形にし、人に伝える勉強は、

とても大事なことです。

 

パンを待っている人がいる

 こども教室で作るパンは

小麦粉100g分、小型パンにして4個です。

焼き上がると紙袋に入れて持って帰ります。

「お母さんが、今日はパンだからシチューを作って待ってる」

「おにいちゃんが、パンは休むなよ、って言うの」

「先生が食べたいって言ってたから、学校に届けるの」

「冷凍したら日曜日まで大丈夫?おじいちゃんちに持って行くの」

どれも、子どもたちから聞いた、持って帰るパンを

心待ちにしている人がいるエピソードです。

 

自分の作ったパンを喜んで食べてくれる人がいる。

人に喜ばれる喜びはモチベーションを上げます。

パン作りが大きな自信につながるのです。

 

パン作りは珍しいお稽古事

 

 ピアノ、スイミング、書道、英語、バレエ、サッカー・・・

お稽古事として思い浮かぶものはいろいろあります。

どれも、子どものころに身に付けて

大人になっても楽しんでくれたら、と思うものです。

 

どれも身に付いたら、一生もののスキルです。

ぱんだぬきはピアノが大好きで、

こどもにもピアノを習わせました。

毎週通わせて、練習を促し、ついつい間違いを指摘してしまい、

こどもにとって必ずしも楽しいお稽古事ではなかったと反省しています。

 

運動系のお稽古は家で練習できないので週三日ほど通います。

そして、誰かと競う形での成果を求められます。

 

パン教室はどうでしょう?

月に一度の教室で、パン作りは必ず身に付きます。

しばらく離れても、

手が覚えていますからレシピを見ながら作れます。

 

卒業生のお母さん方から、

「高校の部活のお楽しみ会にパンを焼いて持って行くんですよ」

「こどもパンのレシピでパンを焼くんですよ」

などと話を聞くこともあります。

一度、高校生になった卒業生が遊びに来て

久しぶり、と嬉しそうにパンを作るのを見て確信しました。

 

 

何より楽しいパン教室

これほどの効果があるパン教室の一番の強みは

何より、子どもたちにとって

パン教室は楽しいだけだ、ということです。

帰ってから練習しなくてもいいし

作ろうと思えば家で作ることもできる。

90分のクラスの作業の合間に

お茶の時間も、遊びの時間も、学ぶ時間もあります。

友達と楽しい時間を過ごし、競うことはない。

メリハリがあって、ゆったり楽しい時を過ごせます。

持ち帰るパンが作る家族の笑顔で成果を実感できるのです。

 

 

このようにいいことづくめのパン教室。

もっと多くの子どもたちに、お母さんたちに

パン教室を知ってもらいたいなと思います。

長々と書いてしまいました。

最後までお読みくださって、ありがとうございます。

 

 

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こどもパン教室で作るパン

 

こどもパン教室って、どんなところ?

 

 

こう聞かれることがあります。

通っている子どもたちやぱんだぬきにとっては

あたりまえだのクラッカーですが、

皆さんに知ってもらわねば、と思います。

 

こどもパン教室とはこんなところです

 

パン屋さんみたいなパンをひとりで

粉(こな)からこねて焼きあげる教室です。

作るパンは6年間で60種類。

おやつや遊びの時間もあります。

自分のパンはお持ち帰りです。

高学年ではオリジナルレシピを書いて

それを本当に焼けるようになります。

 

こどもパン教室で作っているパンをご紹介

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まず、どんなパンを作っているのか、ですね。

ごく一部ですが、こんなパンを作っています。

 

 

これらのパンはぱんだぬきが作って撮って

レシピに張り付けた写真です。

子どもたちは教室にやって来て80分で

これらのパンを粉から捏ねて完成させます。

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ほとんどのパンは小麦粉100gが一人分です。

小型パン4個が焼ける分量です。

 

 

一年生など、紅葉のようなかわいい手で

一生懸命捏ねてもなかなか捏ねあがりません。

一学期には捏ねるだけでくたくたです。

それでも、頑張って捏ね上げて、

やっと時間内に焼き上がります。

焼き上がったパンを持って、

カメラの前に立つとき、

みんな自信にあふれて満足げです。

 

 

高学年になると、

どんどん作業は進められますが

イーストの働きやパン生地の熟成に

一定の時間がかかるので

自分だけ進んでいくことは出来ません。

独りよがりでは出来上がらないのがパンです。

 

 

頑張るところはしっかり頑張る。

待つべきところはちゃんと待つ。

説明はちゃんと聞く。

自分なりにやりたいことはきちんと伝える。

そうしないとちゃんとしたパンにはなりません。

その瞬間瞬間に優先されるものがある。

 

 

月一回、それもたった90分ですが、

メリハリがある時間の流れです。

小学生の柔軟な手と心に響く教室でありたいと思います。

 

夏のたいけん、盛況でした

三日間の体験教室、

12人の子どもたちが体験してくれました。

11人が初めててのパン教室でしたが

大きな子も、小さな子も

みんな興味津々、教室中を見回します。

短い時間でしたが、捏ねたり成形したり、

ティータイムには自己紹介したり、

ボードゲームや本、キーボードなど思い思いの楽しみを見つけ

たくさん質問し、色々遊んでくれました。

一年生もお化けキャッチに熱中。

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ちょっと体調が悪くて、

お母さんに付き添ってもらった子も

おやつのあとには元気になって仲間入り。

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大きなお姉さんはいろいろおもちゃを試してみてました。

 

パンが焼けて、お迎えの時間になると名残惜しそうに、

でも、焼きたてのパンを急いで家族に見せたくて

飛び切りの笑顔で帰って行きました。

 笑顔の写真を出せないのが残念なくらい。

 

 

ピザの会では、自分で粉から捏ねた生地に

手作りのピザソースを塗って

このような具から好きなものを選んで

たっぷりチーズを載せて焼きます。

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お楽しみパンはようかんやチョコレート、キャラメルのようなお菓子、

コーンやポテト、ツナ

ソーセージ、ハンバーグ、チーズ、

いろんな具をたくさん用意しました。

うっかり、写真を撮るのを忘れてしまい画像なしですが、

こんなものもパンに入るの?と思うような品揃え。

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ピザはアツアツを持って帰ってお昼ご飯に出来るよう

もう、焼く前に写真を取っちゃいました。

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家族の顔を思い浮かべて、

この辺はトマト好きのお姉ちゃんに

ママは野菜好きだからパプリカの多いところ

お兄ちゃんはソーセージのところ

ココは冒険のハムパイン

と具を並べました。

具はチーズの下に隠れてしまいます。

 

そこでこの二人、考えたのは

上に乗せたのは目印の具です。

家族のだれに辺を配ればいいか、

一目でわかるそう。

ナイス、アイデア

一緒に来ていたお姉さんも目印つけました。

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みんなの焼き上がりは・・・

これは一年生。

みんな上手に出来ました。

初めて捏ねたパンとは思えません。

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こちらは3年生。

初めてでもちゃんと膨らみます。

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ピザもこんなにおいしそう

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仲良し4人組は最後に並んで写真を撮りました。

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みんなの飛び切り笑顔が出せないのが残念です。

 

お母さまから嬉しいお言葉もいただきました。

一部掲載させていただきます。

<帰ってきて、早速 美味しく頂きました。

優しい先生で、とても楽しかったと楽しそうに話してました。
お写真つきのレシピも頂きありがとうございます。>

<楽しかったー!と大喜びでした(^o^)
帰ってすぐ私も一緒にピザいただきましたが、とても美味しかったです!

そして、今日もまた作りたいと言って、復習しながら頑張って作り、いま食べております(^○^)>
<昨日きちんと教えていただいたので、手際よくコネて伸ばしてトッピングして…と、一人で作りました!>

 

どうもありがとうございました。

夏のたいけん、始まりました。

三日間の体験教室、中日です。

初めて会う子どもたちがやってきます。

ちょっと不安げに入ってきたり、

部屋の周囲を見回したり、

最初は緊張した面持ちです。

それでも、さすがは小学生、大体すぐ慣れて

おしゃべりもしてくれるし、自己紹介もできる。

初対面が仲良くなる最初のツールはおやつです。

今回の体験にはクッキーを用意しました。

一次発酵の時に冷たいお茶と一緒に出します。

 

さくふわアイスボックスクッキー

 万人向けのさくふわクッキーを焼きました。

だれでも美味しく食べられるように、

奇をてらわず、口当たりの良いクッキーです。f:id:pandanukichen:20180731154758j:plain

材料

 バター         75g

 砂糖          50g

 卵黄          1個

 アーモンドパウダー   10g

 ベーキングパウダー 小さじ1/3

 薄力粉        140g

 グラニュー糖     適宜

準備 バターは室温に戻して柔らかくする。

   薄力粉とベーキングパウダーはふるう。

作り方 

 1.バターに砂糖を加えて白っぽくなるまで擦り混ぜる。

 2.卵黄を加えてさらにふんわりするまでホイップする。

 3.アーモンドプードルを加えて混ぜ、ゴムベラに持ち替える。

 4.ふるった粉を加え粉気が無くなるまでよく混ぜあわせる。

 5.5cmほどの直径の円筒してにラップに包み冷蔵庫で冷やす。

 6.周りにグラニュー糖をまぶして4cm直径の円筒に形を整える。

 7.冷蔵庫でさらに冷やし固めるか、冷凍して保存する。

   (冷凍したものは冷蔵庫で解凍してから工程8へ)

 8.8㎜厚さにカットして、隙間を空けて天板に並べる。

 9.160度のオーブンで18~20分焼く。

 

 

以前にぱんだぬきの雑記ブログでご紹介したクッキーと似ていますが

今日のクッキーは大きめで、さくふわな食感で

全く違うクッキーです。

 

 

www.pandanuki.com