うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

3月分のパン教室終了

春休みに入ってもパン教室は続いていました。

 

子どもパン教室もおとなパン教室も

三月分は終了しました。

 

3月分の高学年はセサミ食パンでした。

 

昨日のクラスのお子さんたちはゴマは好きでない、とのことで

こんなパンになりました。

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二人はレーズン食パン、一人はプレーンな食パン

ゴマ食パンはぱんだぬき先生のお手本です。

 

お持ち帰りのパンに嫌いな食材が入っていては

楽しくないでしょうし、

何より、手作りの良さは自分好みにできることですから、

ぱんだぬきのパン教室では

嫌いな食材には出来る限り代替え食材を用意することにしています。

 

しかし、元レシピで作ってこその教材でもあるので

ぱんだぬき先生はみんなが嫌いと言っても

今回のように出来るだけ元レシピで作るようにしています。

 

ゴマ食パンは生地がほぼ出来上がってから

ゴマを練り込むのですが、

たっぷりのゴマを包み込んでから

ゴマを練り込んでいくときの手触りの変化を

ゴマ生地を順番に触ることで味わってもらいました。

 

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明日からは4月分のクラスです。

 

 

今年度まで、こどもパン教室の一年は

5月始まり4月終わりの一年度でしたので、

4月分は一年の集大成としてオリジナルパンです。

そして卒業の6年生は中学校の入学式の前に、

最後のパン教室に来てもらうことになっています。

 

4月のこどもパン教室、高学年の子たちは、

自分で書いたオリジナルレシピのパンを

自分の力で焼き上げます。

 

低学年の子たちも、生地は既定の物ですが

自分で好きなパンに仕立てます。

教室に用意してある副材料を使うもよし、

使ってみたい副材料を持ってくるくるもよし、

思い思いの形に成型するもよし、です。

 

ぱんだぬき先生は4月はお手本を作らず、

みんなのサポートに徹します。

みんながどんなパンを作るのか

ぱんだぬき先生もとっても楽しみな4月です。

 

3月の大人の教室は胚芽食パンでした。

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一人一斤ですが、

角食パンでも、山食パンでも好きな方を作ってもらいました。

一口に食パンと言っても成形にはいろいろあるので

いくつかを提案して、これも選んでもらいました。

この日は角食パン一人、光山の山食パン一人、ツイスト成形ひとり、

そして三つ編みがぱんだぬきです。

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成形が変わると、クラムの伸びる向きが変わってくるので、

パンの口当たりが少し違ってきます。

なかなか奥深い世界です。

低学年クラスパン教室 今月最終

ぱんだぬきのパン教室は

出来るだけ月の前半に低学年なのですが

三月は1クラス、20日過ぎになってしまいました。

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ヨーグルトのたくさん入ったライ麦パンです。

一年生と3年生です。

一年生にはクープを入れるとき先生が手を添えました。

三年生は頑張って自分で入れてみました。

習い始めて半年ほどなので初めてのクープです。f:id:pandanukichen:20190324154136j:plain

膨らんだパンをつぶさないように

肩と手の力を抜いてすっと切る。

言うは易し行うは難し、の典型の作業です。

 

大きな声では言えませんがぱんだぬき先生も苦手分野です

生地がつぶれてしまったり、ひきつってしまったり

大人でも難しいのです。

緊張しながら切ってくれました。

 

大きなパンなので成形時間は短くて

休み時間がたっぷりとれました。

どうぶつしょうぎ」「どうぶつかるた」を

先生も一緒に遊びました。

どうぶつしょうぎは先生VS生徒三人組の勝負でした。

 

大人げないぱんだぬき先生は手加減しませんし、

三人組はしょうぎで力を合わせる経験が無くて、

結局先生の圧勝になってしまいました。

 

しかし、この時初めて開封した動物かるた、

パンダの絵には「も」と書いてあります。

「モリモリと笹を食べるよジャイアントパンダ」です。

読み札の最初の一音を聞かねばなりません。

そうしないとどうぶつの名前は最後まで出てこないので札が取れません。

どうぶつの名前が気になってしまう先生は完敗でした。

・・・難聴・老眼の進行には注意が必要かも・・・

と自信の無くなる一戦でした。

次は負けない、と心に誓います。

そしてこの面々と神経衰弱は危ないぞ、

と密かに考えるのでした。

 

高学年のクラスでは

4月に自分で書いたレシピで

オリジナルパンを作りますが

低学年の生徒さんの4月は

バターロールに近いぱんです。

みんなが同じ生地をこねますが、

成形や副材料は自由に作ってもらいます。

 

何か入れて見たい材料があったら持ってきてね、

作ってみたい形があったら相談してね、

何も持ってこなくても、

チョコチップやレーズンやちょっとした副材料はあるからね、

と声をかけています。

 

三人とも、来月はどんなパンを作ろうか、

悩みながら帰って行きました。

4月の教室は低学年の生徒さんにも格別です。

 

オリジナルパンレシピ制作など・・・パン教室レポート

先週はこどもパン教室が3回、

大人のパン教室が2回ありました。

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子どもパン教室は三回とも高学年でセサミ食パン。

 

4月のオリジナルパンへ向けて

レシピもパンと並行で作ります。

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この中には6年生が7人いて、

もう今週は卒業式です。

一年生から来てくれていた子たちは

みんな名残惜しそう。

 

パン教室は中学生でも来られるのだけれど

部活や塾で忙しくなってしまったり

学校が少し遠かったりすると

なかなか時間に来られません。

そこで、こどもパンは一応、6年生で卒業、

と決まっています。

 

毎月通ってパンを作ってきた6年生の手は

生地の感触、丁度いい発酵具合などを

しっかり覚えているので、

いつかまたパンを作りたくなった時には

上手に作れるに違いありません。

 

ぱんだぬきのこどもパンレシピは

捏ねる→一次発酵→分割丸め→成形→二次発酵→焼成

という、パンの基本工程を守って作ってあるので、

こどもパン教室のレシピでなくても

他のレシピを見ればちゃんと作れます。

みんな立派なパン教室の卒業生になります。

 

6年生のオリジナルパンは

中学校が始まる前に来てもらうことになっています。

最後のパンになるので

何を副材料に入れようか、

どんな成形にしようか、

思いっきり悩んで書いて行ってくれました。

オリジナルパン、先生もとっても楽しみです。

 

 

 

 

パン教室レポート 

3月最初のパン教室レポートです。

 

先週は低学年クラス3回、高学年クラス1回の

こどもパン教室がありました。

 

低学年のパンはヨーグルトブレッド。

ヨーグルトのたくさん入ったライ麦パンです。

表面に格子状のクープを入れます。

 

これは一年生。

ひとりで剃刀を使うのはまだ少し怖いので、

一人ずつ手を添えます。

みんな生地をつぶすことなく、

格子状に入れられてほっとしました。

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こちらは二年生。

この日から入会のお友達が二人います。

みんな上手に焼けています。

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そしてこれは三年生。

三年生はみんなひとりでクープを入れました。

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この格子状のクープ、ちょっと罪作りです。

まだ、教室に来て日の浅い子は

格子を見て、「メロンパン!」と思ってしまいがち。

出来上がるのはハード系のパンなので、

中にはがっかりしてしまう子もいます。

 

ハード系やロールパンなどの食用パンは

「味ないの?」

「具を入れないの?」

と聞かれることがあります。

 

「生地の味があるでしょう?

「白いご飯と同じようなパンだよ」

「炊き込みごはんばかりじゃ飽きちゃうでしょう?」

などと答えています。

 

さて高学年は4~5年生。

二人で一斤のゴマ食パンを焼きました。

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トーストして食べると香ばしさがよみがえり美味しいんですよ。

チーズとベーコンを乗せてトーストがまた美味しい、

と教えてあげたら、あるお母さまから、

「翌朝はチーズベーコントーストしました、

とってもおいしかったです」

という嬉しいご報告を頂きました。

 

子どもたちも自分の作ったパンを

よりおいしく食べたい、

もっとも美味しく家族に食べてもらいたい、

と一生懸命なんだな、とわかります。

 

今月のおやつは

オレンジキャロットケーキ。

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お茶はアーマッドのフルーツティーです。f:id:pandanukichen:20190310231111j:plain

「くつろぎのカフェインレス」とありますが

高学年は、来月のオリジナルパンに向けて

各自オリジナルレシピを書きあげなくてはいけません。

ゆったり、くつろぐ暇はないのでした。

 

レシピを書くのは大変だけれども、

誰が見ても作れるレシピを書けるのは

自分の考えたものを自分が作れるだけではなくて

他の人にも伝えて作ってもらえる、

離れた人にも伝えられるという事なのです。

小学生にはいささか難しい課題ですが

この経験はきっと将来役に立つと信じています。

 

 

3月のパン教室、はじまりました。

春らしい暖かい日が増えてきました。

今週は三月のパン教室が始まりました。

 

きょうは、今月のパンのご紹介です。

 

<こどもパン教室低学年はヨーグルトブレッド>

 

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水分のうち半分をヨーグルトに変えた本格的ライ麦パンです。

細挽きのライ麦粉を10パーセント以上入れています。

焼き色と発酵を助けるためにはちみつも。

しっかり焼き色を付けてクラストは固めに焼き上げます。

ライ麦は保水性が良いので、しっとりした内層です。

 

 

きめの細かなドイツ風の田舎パンに仕上がっていると思います。

格子状にカミソリでクープを入れるのは

子どもも先生も緊張しますが、

ヨーロッパ風のリーンなパンには欠かせない作業です。

 

ライ麦のパンはクリームチーズが良く合います。

クリームチーズとサーモンやハム、サラダなどで

豪華なサンドイッチにするのがお勧めのパンです。

 

<こどもパン教室高学年はセサミ食パン>

例年、高学年は三月に食パンを焼いています。

今年はゴマの食パンです。

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パン生地に大量の黒ゴマを練り込み、

型入れの前にたっぷりの白ごまをまぶして

パリッと香ばしく焼き上げます。

スライスしてトーストがお勧め。

ぱんだぬきはベーコンとチーズを乗せて

粗挽きの黒こしょうを振って焼くのが好きです。

 

子ども教室は一人100gの粉が基本ですが、

高学年にはもう少し多い生地を触ってほしくて、

食パンの時は一人150gでこねて作ります。

捏ね時間もちょっと余計かかりますし、

食パンは発酵時間も焼き時間もかかるので

90分の教室に収めるためには

手際よく作業を進める必要があります。

 

高学年の子どもたちには

最初にそのことを伝えると、

てきぱきと作業を進めるようにしてくれます。

 

<高学年はオリジナルレシピも同時進行>

 

食パンの長い発酵や焼き時間の間、

4月のオリジナルパンのレシピを書きあげてもらいます。

1月から取り組んでいる学年末の課題です。

 

リッチとリーンどちらの生地?

生地に何か練り込む?

パンはいくつ作る?

副材料に何を使いたい?

生地に包み込む?巻き込む?トッピングする?

どんな形に成形したい?

型に入れる?焼く直前にも作業する?

 

こんなふうに声掛けしながら、

いろんな成形の仕方を話したり、具材の取り合わせを一緒に考えます。

イメージを絵にしてもらったりもします。

 

一枚のレシピ用紙にパンの名前やイラスト、

材料、捏ね方や成形のポイントなどを書き込んで

一人ひとりのパンレシピの完成です。

 

レシピによっては副材料を使うので

各自用意してもらわねばなりません。

保護者の皆様にはお手数をおかけすることになりますが

是非ご協力頂きたいと思います。

 

4月のパンは世界に一つだけの自分のパンです。

でも、その世界に一つだけのオリジナルパンの

レシピをきちんと書き起こすことで、

そのレシピを見た誰かが同じパンを作れる。

そこがとっても大切なことです。

 

再現性の良いレシピを書けるようになるって、

すごいことなんですよ。

自分の中にあるものを表現して

相手に正確に伝えること。

これはパンに限らず、一生ついて回る課題ですから。

 

<大人のパン教室は胚芽パンとキャロットケーキ>

 

大人のパン教室は胚芽食パン。

香ばしくふわふわな食パンです。

トーストやサンドイッチに。

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オレンジピール入りのキャロットケーキです。

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人参とオレンジの明るいオレンジ色が印象的です。

今月は子ども教室のおやつもこのケーキですが

その黄色い色から「カステラ?」と聞かれます。