3月最初のパン教室レポートです。
先週は低学年クラス3回、高学年クラス1回の
こどもパン教室がありました。
低学年のパンはヨーグルトブレッド。
ヨーグルトのたくさん入ったライ麦パンです。
表面に格子状のクープを入れます。
これは一年生。
ひとりで剃刀を使うのはまだ少し怖いので、
一人ずつ手を添えます。
みんな生地をつぶすことなく、
格子状に入れられてほっとしました。
こちらは二年生。
この日から入会のお友達が二人います。
みんな上手に焼けています。
そしてこれは三年生。
三年生はみんなひとりでクープを入れました。
この格子状のクープ、ちょっと罪作りです。
まだ、教室に来て日の浅い子は
格子を見て、「メロンパン!」と思ってしまいがち。
出来上がるのはハード系のパンなので、
中にはがっかりしてしまう子もいます。
ハード系やロールパンなどの食用パンは
「味ないの?」
「具を入れないの?」
と聞かれることがあります。
「生地の味があるでしょう?
「白いご飯と同じようなパンだよ」
「炊き込みごはんばかりじゃ飽きちゃうでしょう?」
などと答えています。
さて高学年は4~5年生。
二人で一斤のゴマ食パンを焼きました。
トーストして食べると香ばしさがよみがえり美味しいんですよ。
チーズとベーコンを乗せてトーストがまた美味しい、
と教えてあげたら、あるお母さまから、
「翌朝はチーズベーコントーストしました、
とってもおいしかったです」
という嬉しいご報告を頂きました。
子どもたちも自分の作ったパンを
よりおいしく食べたい、
もっとも美味しく家族に食べてもらいたい、
と一生懸命なんだな、とわかります。
今月のおやつは
オレンジキャロットケーキ。
お茶はアーマッドのフルーツティーです。
「くつろぎのカフェインレス」とありますが
高学年は、来月のオリジナルパンに向けて
各自オリジナルレシピを書きあげなくてはいけません。
ゆったり、くつろぐ暇はないのでした。
レシピを書くのは大変だけれども、
誰が見ても作れるレシピを書けるのは
自分の考えたものを自分が作れるだけではなくて
他の人にも伝えて作ってもらえる、
離れた人にも伝えられるという事なのです。
小学生にはいささか難しい課題ですが
この経験はきっと将来役に立つと信じています。