うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

3月のパン教室、はじまりました。

春らしい暖かい日が増えてきました。

今週は三月のパン教室が始まりました。

 

きょうは、今月のパンのご紹介です。

 

<こどもパン教室低学年はヨーグルトブレッド>

 

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水分のうち半分をヨーグルトに変えた本格的ライ麦パンです。

細挽きのライ麦粉を10パーセント以上入れています。

焼き色と発酵を助けるためにはちみつも。

しっかり焼き色を付けてクラストは固めに焼き上げます。

ライ麦は保水性が良いので、しっとりした内層です。

 

 

きめの細かなドイツ風の田舎パンに仕上がっていると思います。

格子状にカミソリでクープを入れるのは

子どもも先生も緊張しますが、

ヨーロッパ風のリーンなパンには欠かせない作業です。

 

ライ麦のパンはクリームチーズが良く合います。

クリームチーズとサーモンやハム、サラダなどで

豪華なサンドイッチにするのがお勧めのパンです。

 

<こどもパン教室高学年はセサミ食パン>

例年、高学年は三月に食パンを焼いています。

今年はゴマの食パンです。

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パン生地に大量の黒ゴマを練り込み、

型入れの前にたっぷりの白ごまをまぶして

パリッと香ばしく焼き上げます。

スライスしてトーストがお勧め。

ぱんだぬきはベーコンとチーズを乗せて

粗挽きの黒こしょうを振って焼くのが好きです。

 

子ども教室は一人100gの粉が基本ですが、

高学年にはもう少し多い生地を触ってほしくて、

食パンの時は一人150gでこねて作ります。

捏ね時間もちょっと余計かかりますし、

食パンは発酵時間も焼き時間もかかるので

90分の教室に収めるためには

手際よく作業を進める必要があります。

 

高学年の子どもたちには

最初にそのことを伝えると、

てきぱきと作業を進めるようにしてくれます。

 

<高学年はオリジナルレシピも同時進行>

 

食パンの長い発酵や焼き時間の間、

4月のオリジナルパンのレシピを書きあげてもらいます。

1月から取り組んでいる学年末の課題です。

 

リッチとリーンどちらの生地?

生地に何か練り込む?

パンはいくつ作る?

副材料に何を使いたい?

生地に包み込む?巻き込む?トッピングする?

どんな形に成形したい?

型に入れる?焼く直前にも作業する?

 

こんなふうに声掛けしながら、

いろんな成形の仕方を話したり、具材の取り合わせを一緒に考えます。

イメージを絵にしてもらったりもします。

 

一枚のレシピ用紙にパンの名前やイラスト、

材料、捏ね方や成形のポイントなどを書き込んで

一人ひとりのパンレシピの完成です。

 

レシピによっては副材料を使うので

各自用意してもらわねばなりません。

保護者の皆様にはお手数をおかけすることになりますが

是非ご協力頂きたいと思います。

 

4月のパンは世界に一つだけの自分のパンです。

でも、その世界に一つだけのオリジナルパンの

レシピをきちんと書き起こすことで、

そのレシピを見た誰かが同じパンを作れる。

そこがとっても大切なことです。

 

再現性の良いレシピを書けるようになるって、

すごいことなんですよ。

自分の中にあるものを表現して

相手に正確に伝えること。

これはパンに限らず、一生ついて回る課題ですから。

 

<大人のパン教室は胚芽パンとキャロットケーキ>

 

大人のパン教室は胚芽食パン。

香ばしくふわふわな食パンです。

トーストやサンドイッチに。

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オレンジピール入りのキャロットケーキです。

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人参とオレンジの明るいオレンジ色が印象的です。

今月は子ども教室のおやつもこのケーキですが

その黄色い色から「カステラ?」と聞かれます。