うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

6月一週、パン教室レポート

6月のパン教室が始まりました。

 

6月のこどもパン教室は

基本的なパンに立ち戻って、

丁寧にパンを焼くのが目標です。

 

最近入会してくれた高学年女子のクラス。

小さい時からの仲良し5人組です。

大分早めの到着です。

「こんにちは~~~!」

最初に元気にやってきたのは6年生。

「どうぞ~」

玄関からなかなか入ってきません。

 

聞こえてきたのは

「thirty-first,thirty、・・・・second、first!」

と声を揃えて大きな声で逆に数える声。

塾で習っているのしら?

そうだ、今は小学生の英語の授業があるから!

 

ふたりは習いたての英語が楽しくて仕方ないのでしょう、

日付を後ろから数えているので31から

thを付けて数えているのだそうです。

1日まで数え終わって、

教室へ入ってきて嬉しそうに教えてくれました。

 

4年生三人もやって来て、またびっくり。

一人は松葉杖です・・・

体育の授業で剥離骨折してしまったそうです。

もう痛くも無くなって来たけれど、

ギブスが痒くて・・・と。

玄関に松葉杖を置いて家の中は「けんけん」です。

 

ケガも痛かっただろうし、それ以上に

家での生活にも、学校でも、遊ぶにも

不自由この上ないことでしょう。

でも、そこは小学生、

不自由の中にもちゃんと楽しみを見つけます。

 

周りのお子さんも不自由なお友達には

きめ細かくサポートしてくれます。

出入り口から近い席をあけ、

片足立ちで疲れたらすぐ座れるように、

立っているすぐ後ろに椅子を持って来てくれます。

辛い経験の中からも多くの物を学んでいるのが見て取れます。

 

パン教室の子供たちは、

時々ケガや不調を押してやってきます。

立っていられないほど熱があったり

感染症がわかっている場合はもちろんダメですが、

骨折やねんざ、突き指の場合は本人さえ来たければどうぞ、

と言っています。

片手が使えれば、フープロでこねて

片手で成形してもらいます。

不自由からくるストレスを

少しでも発散できることを願います。

 

 

さて、本題のパン教室。 

高学年は基本の小型パン、ブレッチェンです。

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フランスパン用の粉とイースト、

イーストの餌となり発酵を促すための少しの砂糖、

グルテンを引き出し発酵を調整するために適正な塩、

生地の伸びをよくするための少しの油脂でつくりました。

 

捏ね具合を確かめ

発酵具合を確かめます。

成形のポイントは生地を張らせること。

なかなか難しいです。

 

 

学習プリントは。

「パン屋さんになるぞ②」

パン屋さんになるには?

お店で修行、専門学校、普通科の高校や一般大学を出てから・・・など

色々あるよ、と言う話です。

「せんせい、私パン屋さんになるの?」

「看護士さんになりたいの。」

等かわいい質問が飛んできます。

 

もちろん、こどもパン教室は

パン屋さんになってもらうための教室ではありません。

そもそも、私自身パン屋さんであったことはありませんし。

どんな職業にも色々な側面があることを

ちょっとだけ考えて想像してもらうのが目的です。

 

今月のおやつはグラノーラクッキーにしています。

お嬢さんたちには大好評でした。

作り方はこちら。

www.pandanuki.com

 

だれでもパン教室6月募集中です。

6月27日 10:30~ ハイジの白パン

      16:30~ ブレッチェ

 詳しくはこちらに。

pandanukitchen.hatenadiary.jp