うつせみキッチン パン教室ブログ

自己肯定感を高めるこどもパン教室20年のうつせみキッチン。東京・東池袋教室は大人や講師養成、プライベートレッスンも。

夏のこどもパン体験教室

夏の体験教室を企画しました

小学生向け夏の体験パン教室を企画しました。

初めてのお子さんでも、

自分でこねたパンを焼いてお持ち帰りいただけます、

というチラシを作って、自宅前の看板のところに置きました。

せっかく作ったので、ブログでもご紹介。

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たくさんの子どもたちに楽しんでもらいたいです。

パン教室へのご質問はこちらまで

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学びは「間」にある

作業の「間」にあるものは

 

こども教室での作業の様子です。

粉に水を入れて、混ぜて、捏ねて、

作業は一人ずつですが、テーブルを囲んで一緒に進みます。

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ぱんだぬきの教室は毎月同じクラスで通ってもらう形式です。

初めての生徒さんがクラスに入ってくるときには

自己紹介をします。

 

学校や学年や性別がバラバラでも、一つのテーブルで

一緒に作業し、一緒におやつを食べ、おしゃべりをして

段々に仲良くなります。

知らなかった者同士も一緒に遊ぶようにもなります。

 

こどもパン教室は知的刺激の宝庫

 

子どもたちは子どもなりに共通の話題を探します。

自然に仲間はずれが出ないように共通項を探すのです。

たとえば。

先日、百人一首の盛んなクラスでのことを書きました。

 

pandanukitchen.hatenadiary.jp

 

また同じ学年で、学校が違うと

授業の進度の話になることも多いです。

「50問テストどうだった?」

「合奏は何の楽器やってる?」

「ピアノは難しそうだからオルガンにしたら難しい」

「メトローむ ?」

「それは楽器じゃないでしょう?」

ぱんだぬきはメトロノームを出して来て見せ、

振り子のことや拍子の説明をします。

 

「今、社会は何やってる?」

「う~~ん、源!」

「ぼくは鎌倉」

「え~~もう鎌倉?」

義経って平安だよね?」

授業で聞いても興味の持てないことでも、

こうしてテーブルを囲んで会話にすることで

いろんなことが定着して行くのを感じます。

ぱんだぬきも一緒に作業するので会話に入れてもらいます。

 

義経は京の五条の橋の上で弁慶に会うよね?」

「でも源頼朝の墓は鎌倉にあるよね。」

平安時代の次は鎌倉時代だよ」

「鎌倉に遠足は行かないの?」

津波が来るから、無くなった」

津波が来るの?」

・・・・

どんどん話が広がります。

 

学びは「間」にある

 

パン教室での子どもたちの学びは

パンの作り方だけではありません。

仲間との会話のなかに隠れている

知的好奇心を刺激する「間」こそが、学びの場です。

子どもたちの真ん中にあるテーブルであり、

作業と作業の間の隙間時間です。

 

色々なことを知っているのは楽しい、

会話を通して知識を高めていく

コミュニケーションの土台が

こうして育って行くのだな、と思います。

 

 

 

レシピアルバム

レシピは成長記録

 

 こどもパン教室では入会の時にクリアファイルをお作りします。

一人ずつ表紙用の写真を撮り、入会の日付を入れます。f:id:pandanukichen:20180622112648j:plain

この写真は私の子たち、其々のお友達と一緒に習っていました。

今はもう社会人と大学生です。

平成16年、とありますからこども教室を始めて二年目ですね。

 

レシピに写真をつけるわけ

 

最初のうちはレシピにお手本のパンの写真だけでしたが

ある生徒さんのお母さんから

「お父さんにパンを見せるまで食べさせてもらえない」

とのお話を聞いたのをきっかけに、

自分の作ったパンと一緒の写真をレシピにいれるようになりました。

 

最初は右往左往でした

 

そうしたら、パンが焼き上がってからが大変。

写真を撮って

PCに写真を取り込んで、

レシピに貼り付けて、

一人ずつ印刷する。

ぱんだぬき先生のパンを切り分けて試食の時間。

子どもたちは自分のパンを持ち帰り用の袋に入れて

エプロンを外して帰る支度。

うっかりすると、おもちゃを出して遊び始めちゃう子も。

・・・・バタバタしている内にお迎えのお母さんがもう外で待っている・・・

 

思い返すと懐かしいです。

今ではスムーズに印刷も試食も帰り支度もできるようになりました。

90分の制限時間は変えないでよかったなと思います。

 

やっててよかった写真貼り

 

6年間、だんだん大人になって行く子どもたちの唯一無二のアルバムになります。

いまではWeb.上にに残しておく方が主流かもしれません。

でも、時にはいたずら書きをしたり

フィリングのシミがちょっとついちゃったり、

自分で書いた手書きのレシピがあったりするアルバムって

やっぱりいいな、と思います。

今月の高学年のパン

今日は6年生女子中心の日でした。

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毎年6月は基本的なパン生地で今日はハードロールです。

基本に戻ってきちんと生地を捏ねて、

捏ね具合やグルテン幕の張り具合、

発酵具合を確認して、

丸めも成形も丁寧に行います。

 

この写真のクラスはとっても熱心な子たちで

棒成形の後、ちゃんと伸ばすことが出来たので

一結びのノットだけでなく

少し難しい一本編みの成形を教えました。

さすが若い、呑み込みが早いです。

 

クラスのメンバーもとても仲よく

発酵の合間のお茶の時間も和やかで

プリントの読み合わせも、

意味を考えながら読んでくれます。

 

休み時間も一生懸命。

このところ、みんなで百人一首です。

低学年では坊主めくりですが、

こちらは競技かるたに憧れています。

それぞれ好きな句を語り合ったり、

決まり字について話したり、頼もしいです。

6年女子って大人に近づいているんですね。

 

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パンの基本 分割丸め

 

パンの基本分割丸めです。

 

一次発酵を終えた生地をそっと台に出し、

軽く形を整えてから、分割します。

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パンの大きさを揃えるために、

大人の教室では重さを計って合わせていきますが

こども教室での分割はよく見て、目分量で分割します。

先ず二つに切る目安の線をカードで入れます。

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目安の線に合わせてカードでスパッとカットします。

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二つに分けて其々も二つにカットして、4分割です。 

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一度に十字にカットしてしまうと、

先にカットした生地がくっついてしまったり、

大きさが揃わなかったりします。 

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1.切り口を上にしておき

2.軽く手で抑えてガス抜きをする

3.周りをまん中へしっかり寄せて丸くして、肉まんのようにつまむ。

4.とじ目を下にしておくと、表面にハリが出ます。

 

一次発酵のあと軽くガス抜き丸めをすると

パンの生地のきめが整います。

成形の前に、きちんと形を整えることで 

成形がしやすくなります。    

 

 

 

 

 

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